• 大会No.1投手(1999年選抜) 比嘉公也(沖縄尚学)

    2020年08月30日

    沖縄尚学に初の優勝旗をもたらした左腕エース。照屋との2本柱でチームを一気に頂点に導いた。大会前は優勝の予兆など全くなかったと言っていい。前年秋は九州大会の準決勝で春永擁する日南学園(のちに神宮大会で優勝)にコールド負け。前年夏は松坂フィーバーにわき、高校球界が大型化する中で、沖縄尚学というチームにスポットを当てるものはほとんどいなかった。

     

    しかし、名将・金城監督のもとで私生活からきっちりと指導されたチームはたくましく成長していた。初戦で大会屈指の好投手である、比叡山・村西(横浜)との投げ合いを3安打完封で制すと、ハイライトは準決勝のPL学園戦。2回戦で足首を痛めていたが、我慢の投球で田中一(横浜)、覚前(近鉄)、七野(横浜)、田中雅(ロッテ)とのちにプロ入りするメンバーの並ぶPL打線を抑えきって見せた。

     

    決してストレートのスピードや球威に目を見張るものがあったわけではないが、我慢強くコーナーを突き、チームに勝利を呼び込んだ。チームとしても個人としても力では劣っていても、なんとか勝利につなげようとする戦いぶりが光った。監督になってからは2014年のエースである、琉球のライアンこと山城大など様々なタイプの好投手を育成。これからも沖縄の高校野球を盛り上げてくれそうだ。