【好投手列伝】石川県篇記憶に残る平成の名投手 2/2

平成の名投手

【好投手列伝】石川県篇記憶に残る平成の名投手 1/2 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

釜田佳直(金沢→楽天)

2011年の大会最速となる153キロをマークした、「北信越の速球王」。2年秋から150キロ台をマークした注目の本格派だったが、神宮・選抜はともに打線の援護がなく完封負け。釜田自身もストレートに頼りがちなところを付け込まれ、選抜では中盤以降に加古川北打線につかまった。

夏は変化球の精度と割合を高め、県大会決勝では連続出場を狙ったライバル・遊学館に8-5と競り勝った。選手権本番では初戦で伊勢工打線を5安打でシャットアウトし、釜田自身念願の全国初勝利を達成。2回戦ではV候補にも挙がった聖光学院の好投手・斉内(ヤクルト)との投げ合いにも勝利し、充実の夏を送った。

最後は試合巧者・習志野の巧みな攻めに屈したが、名将・小林徹監督に「どう攻略したらいいかわからない」と言わしめるほどの実力の持ち主であった。

金沢vs習志野 2011年夏 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2011選手権ダイジェスト 金沢-聖光学院 – YouTube

岩下大輝(星稜→ロッテ)

岩下大輝(星稜高) - プロ野球ドラフト会議特集 - 週刊ベースボール ...

石川大会決勝で9回裏に8点差をひっくり返し、奇跡の逆転勝ちを収めた星稜のエース。大量失点を喫してしまったが、岩下自身の実力は申し分ないものがあった。2年時は鳴門の強力打線に屈したが、最後の夏は静岡・鹿屋中央と完投勝利で撃破。3回戦の八戸学院光星戦では8回に同点弾を浴びて延長の末に散ったが、東北屈指の強力打線を7回までは完全に沈黙させた。現在は千葉ロッテマリーンズの期待の若手としてローテーションを守っている。

[熱闘甲子園2014]静岡対星稜 エース岩下大輝を率いて昨年のリベンジへ! – YouTube

小孫竜二(遊学館)

最速145キロをマークした屈指の好投手。2戦目で優勝した東海大相模の強力打線に屈したこともあって目立たなかったが、実力は全国トップクラスであった。初戦では1年生スラッガー村上(ヤクルト)を擁する九州学院と対戦。前年秋の九州王者を相手に、わずか5安打しか許さず、3失点で完投。試合スコアは5-3だが、試合の中身としては小孫が支配しており、3回以降は強力打線を完ぺきに封じ込めた。

2015選手権ダイジェスト 遊学館-九州学院 – YouTube

奥川恭伸(星稜→ヤクルト)

2019年のNo.1投手は満場一致で星稜の奥川恭伸だろう。2018年の選抜から4季連続の甲子園出場で経験も実績も十分で迎えた最後の夏は異次元の投球で観衆を魅了した。特に3回戦で実現した智辯和歌山とのV候補対決では全国屈指の強力打線を相手にわずか3安打で23奪三振の快投を披露。チームはサヨナラ3ランで延長14回の死闘を生き残り、一気に勢いを得た。

最速150キロを超えるストレートに加え、高速スライダーにフォークといくつもの武器をそろえ、松坂大輔(西武)と比較しても双璧ではないかと感じさせる投球内容であった。力みのないフォームがよりストレートを速く見せており、怪我も少なそうな理想のフォームであった。将来はヤクルトのエース、いや日本のエースとして大舞台での活躍が期待される。

奥川恭伸 星稜 奪三振 23k – YouTube

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