記憶に残る代打(2025年夏)

2025年

創成館 吉田鷹人

大会8日目第3試合

創成館

1 2 3 4 5 6 7 8 9
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

神村学園

 

創成館    奥田→森下

神村学園   早瀬→千原

試合前予想

ともに連続出場となった創成館と神村学園の九州勢対決。創成館は先に開幕戦で1勝を挙げたのに対し、神村学園は49番目の登場と試合間隔があいて、いわゆる「最も不利な日程」に置かれていた。ただ、総合力に関しては、昨年まで2年連続で4強入りしていた神村学園の方が上回っていると予想されており、特にプロ注目の3番ショートである今岡(西武)を中心とした打力は神村学園に分があると思われていた。

展開

しかし、想定外だったのは、創成館の先発が初戦で小松大谷を1失点で完投したエース森下ではなく、右サイドハンドの奥田だったことだ。前年夏の大社戦でも5回1失点と好投した実力者だが、この技巧派右腕が神村打線の前に立ちはだかる。サイドからの右打者の懐に食い込むボールを投じ、2番入木田、3番今岡といった強打者の並ぶ打線に仕事をさせない。なんと6回を投げて無安打ピッチング!むしろ、神村の速球派右腕・早瀬(阪神)の方がピンチを背負う回数が多く、打力で劣ると思われた創成館が押し気味で試合を進めていった。

そして、代打へ

迎えた7回表、ここまで両者無得点の状況で、創成館・稙田監督が勝負に出る。1アウトランナーなしから、ここまで無安打投球の奥田に代えて、代打・吉田を送る。この作戦に見事応え、アウトコースのスライダーに素直にバットを出すと、打球はセンターへのテキサス性のヒットとなる。1番もヒットで続き、チャンスを拡大すると、最後は暴投で決勝のホームイン。このリードを、7回から登板した森下が守り切り、創成館が同校初となる夏の甲子園2勝目を手にした。投打に太い軸を擁する強豪校に対し、乾坤一擲の賭けに勝っての勝利となった。

【高校野球 甲子園】 神村学園 vs 創成館 手に汗握る1点差!圧巻の完封リレー 【全国高等学校野球選手権大会 2回戦 全打席ハイライト】 2025甲子園 8.13

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