【好投手列伝】京都府篇記憶に残る平成の名投手 1/4 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
【好投手列伝】京都府篇記憶に残る平成の名投手 2/4 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
【好投手列伝】京都府篇記憶に残る平成の名投手 4/4 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
大谷侑(京都外大西)
最後の夏にチームを久々の甲子園に導いたアンダーハンド右腕。京都大会準決勝では前年夏の決勝で敗れていた平安・服部にリベンジを果たすと、抜群のコントロールを武器に甲子園でも2試合で2失点と好投を見せた。特に2回戦では県大会で打率4割台をマークしたV候補・横浜の打線をを延長で1点に抑え込み、これぞ技巧派投手という技の投球を見せた。横浜が平成の甲子園で最も苦戦した投手の一人と言えるだろう。
2004 86回大会 熱闘甲子園 2回戦 横浜 vs 京都外大西 平成16年 – YouTube
本田拓人(京都外大西)
2005年夏の甲子園に彗星のごとく現れた1年生ストッパー。1学年上には技巧派右腕の北岡やのちの沢村賞投手の大野(中日)がいたが、指揮官の信頼を最も勝ち得ていたのは本田だった。伸びあがるような速球を武器に、先発・北岡の後を継いで相手打線を抑え込むと、チーム打率が出場校中ワースト2位だった打線も甲子園で爆発した。
2回戦で中国覇者の関西を相手に6点差をひっくり返すと、桐光学園・樟南・宇部商と強豪を次々に倒して決勝に進出。打線の爆発と本田の圧巻の投球で京都大会とは全く別のチームに変貌を遂げていた。駒大苫小牧の夏連覇に沸いた2005年だったが、最大のサプライズは京都外大西の快進撃だっただろう。
その後、3年夏の甲子園にも出場し、常総学院との死闘を制して久々の勝利をマーク。最後の夏に有終の美を飾った。
2005 第87回 熱闘甲子園 ハイライト 京都外大西VS樟南 – YouTube
駒谷謙(福知山成美)
福知山成美を夏8強まで押し上げた本格派のサイドハンド右腕。140キロ台の速球と高速スライダーを投じ、府大会では龍谷大平安や前年夏準優勝の京都外大西といったライバルを直接対決で撃破した。甲子園でもボールの威力で相手打線を圧倒。堂上直(中日)を擁した愛工大名電や犠打を駆使する静岡商を封じ込めると、3回戦では藤村(巨人)ら足の速い選手を多く擁する熊本工の機動力も抑え込んだ。
準々決勝で初出場で快進撃を見せた鹿児島工との接戦に敗れたが、打撃優位だった2006年夏において屈指の存在感を放った好投手だったのは間違いない。
2006年 高校野球選手権 鹿児島工 VS 福知山成美 – YouTube
川口亮(平安)
平安の川口といえば、1997年夏の大会No.1左腕の川口知哉が思い出されたが、2008年の小さな大エース川口も忘れてはいけない。小柄な体格でスピード、球威があったわけではないが、抜群のコーナーワークを武器に丁寧な投球で成章、鹿児島工と下して8強入りを果たした。特に引き分け再試合となった鹿児島工戦では手の内が分かった状態で対戦した2試合目でも相手打線を2枚腰で封じ込める巧みさを見せた。
ちなみにこの年の夏に龍谷大平安に改名しており、「平安」の校名で最後のエースは彼である。
高校野球中継 鹿児島工業(鹿児島) 対 平安(京都) – YouTube
植田秀志(福知山成美)
2008年の甲子園を席巻した常葉菊川の強力打線をまともに抑えこんだのは優勝投手の大阪桐蔭・福島由と植田秀志だけだろう。春季関東大会では大阪桐蔭を抑えて優勝するなど、手ごたえを得て臨んだ夏の大会は京都大会を圧倒的に制覇。攻撃的2番としても5割近い打率をマークした植田は初戦で常葉菊川打線を得意のスライダーでわずか3安打に抑え込んだ。終盤に相手の好走塁で逆転を許したが、投手vs打線の勝負では完全に植田の勝利であった。
高校野球 京都大会決勝戦 08夏 福知山成美 対 立命館宇治 – YouTube
長岡宏介(福知山成美)
2009年度の近畿地区でNo.1の好投手だったのではないだろうか。フォームにはやや硬さは見られたものの、力強いストレートとスライダーはともに球質は一級品。秋の地区大会では連続無失点記録を伸ばしていき、近畿ベスト4で選抜に出場を果たした。
その選抜では初戦で国士舘との延長15回の死闘を制すると、ハイライトは2回戦の清峰戦。優勝投手となった今村(広島)との投げあいは、スクイズの1点に泣いたが、4安打1失点に抑え込んだ長岡の方が背負ったランナーは少なかった。夏は怪我の影響で京都府大会決勝のマウンドには立てず。もっともっと甲子園で見ていたい投手だった。
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