【好投手列伝】愛知県篇記憶に残る平成の名投手 1/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
【好投手列伝】愛知県篇記憶に残る平成の名投手 2/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
森本隼平(中京大中京)
2年生時にあの伝説の日本文理との決勝の最後のマウンドで試合を締めくくった右腕。磯村(広島)とのバッテリーで、新チームからはエースとなり、2年生左腕・浅野との2本柱でチームを春夏連続の甲子園に導いた。チェンジアップと伸びのある速球で選抜2回戦では神港学園打線を1失点完投したが、それ以上に素晴らしかったのが大舞台での落ち着きぶり。浅野がピンチを作った場面でも救援でピンチをしのぎ、チームにゆとりと安心感をもたらした。
第82回選抜高校野球大会 1回戦 中京大中京 対 盛岡大付 1/10 – YouTube
濱田達郎(愛工大名電→中日)
2012年に愛工大名電を春夏連続の甲子園出場に導いた本格派左腕。どっしりした下半身を土台にして投じる重いストレートとスライダーを武器に、秋の東海大会を優勝、神宮大会でも準優勝し、選抜では優勝候補に挙がった。選抜では宮崎西、履正社を危なげなく撃破。そして、準々決勝では神宮決勝で敗れた光星学院とのリベンジマッチを迎えた。
田村(ロッテ)、北條(阪神)と強打者を擁する打線を終盤まで2点に抑え、同点で終盤に突入。8回裏にランナー2人を迎えて5番大杉に投じたストレートをセンターにはじき返られると、打球はセンター松原のダイブも及ばず、外野を転々。打った大杉自身も生還し、ランニング3ランホームランで試合は決した。しかし、投攻守に実力伯仲の好勝負を演じ、この大会屈指の名勝負であった。
田中空良(豊川)
2014年の選抜で初出場の豊川をベスト4に導いた右腕。初戦の相手は神宮決勝で5ホームランをかっ飛ばした強力打線の日本文理だったが、田中は強気の内角攻めと切れ味鋭いスライダーで一歩も引かず、延長13回のサヨナラ勝ちを決めた。準々決勝では神宮優勝の沖縄尚学にも完勝し、前年秋のファイナリスト2校を撃破。力投派であったため、準決勝はスタミナ切れしたが、本調子の時のストレートの威力は大会出場校の全投手の中でも屈指であった。
【センバツ・高校野球】 日本文理vs豊川 ハイライト – YouTube
上野翔太郎(中京大中京)
2015年に4年ぶりに中京大中京を夏の甲子園に導いたエース右腕。とにかく真っすぐの質が素晴らしく、回転数が多く、しかも球質の重いボールを右打者のインコースに正確にコントロールし、3試合とも好投を見せた。3回戦の関東一戦では中学時代にバッテリーと組んでいた鈴木大と12球の真っ向勝負の末に空振り三振に切って取り、この大会のハイライトともいえる名シーンを演じた。最後はサヨナラホームランに散ったが、名門の主戦としての役割は十二分に果たした。
関東一vs中京大中京 2015年夏 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
藤嶋健人(東邦→中日)
1年生時から甲子園のマウンドを形成し、「バンビ2世」の呼び声高かった右腕。最上級生ではどちらかといえばバッティングの方が目立っており、神宮の秀岳館戦では特大の2ランを2本放った観衆の度肝を抜いた。しかしながら、短いテークバックから繰り出すストレートは威力があり、インサイドへのコントロールも抜群。選抜1回戦では関東一の強力打線をわずか1安打で完封し、投手としての実力を改めて満天下に示した。
石川昴弥(東邦→中日)
東邦に平成最後の選抜制覇をもたらした右腕。もともと打力の方が評価が高い選手だったが、新チームで投手が少ないことからエースに指名された。選抜では大会前から投手力に不安有との評だったが、石川はその前評判をかわす投球を見せる。正直少し野手投げ感は否めなかったが、内外角にきっちり投げ分ける正確なコントロールは特筆もの。野球選手としてのセンスは抜群であった。
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