【好投手列伝】熊本県篇記憶に残る平成の名投手 1/2 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
村方友哉(城北)
城北を春夏連続の甲子園に導いたエース。ともに初戦敗退となったが、端正なフォームから繰り出すストレートはスピード、キレともに十分であり、九州地区屈指の好投手であった。特に選抜では21世紀枠の安房を相手に8回まで0-0の投手戦を展開。最終回に決勝の2点タイムリーを浴びてしまったが、序盤の奪三振ショーは見事であった。
渡辺政孝(九州学院)
2010年夏の開幕戦で大会初白星を挙げた九州学院のエース。1回戦の松本工戦では柿田(DeNA)、2回戦の山形中央戦では横山(阪神)とともにプロ入りする投手が相手だったが、味方打線の大量援護もある中で、しっかりと低めに制球して試合のリズムをつかんだ。右サイドから繰り出す落ちる変化球を武器に相手打者を翻弄する投球が光った。
3回戦では鹿児島実との九州対決で9回に3点差を追いつかれるも、延長で粘り勝ち。九州学院を実に47年ぶりの夏のベスト8に押し上げた。
大塚尚仁(九州学院→楽天)
夏春連続出場となった2,010年から2年連続でチームを選抜に導いた左腕エース。左スリークオーターから決め球のスライダーをコントロールよく投げ込み、3年の選抜では女満別の速球派右腕・二階堂を相手に貫禄の投球で完封勝ちを収めた。スピード、キレともに申し分なく、屈指の実力者だったが、2年時は履正社、3年時は大阪桐蔭とともに大阪の強豪を相手に涙を飲んだ。
大阪桐蔭vs九州学院 2012年選抜 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
<2012 | 第84回 春> 大阪桐蔭-九州学院 – YouTube
大竹耕太郎(濟々黌→ソフトバンク)
2年夏、3年春と連続出場を果たした、古豪・濟々黌の左腕エースだ。2年夏は県大会準決勝でV候補筆頭の九州学院を完封すると、甲子園でも格上と思われた選抜8強の鳴門を1失点完投。しなやかなフォームから繰り出す伸びのあるストレートに強豪校の各打者も詰まる場面が目についた。
3年春はスラッガー内田(楽天)を擁する常総学院に9安打を浴びながらも2-0でシャットアウト勝ち。打たれ強さも兼ね備えた好左腕であった。
大竹耕太郎 済々黌 甲子園での投球・奪三振 – YouTube
山下滉太(熊本工)
2013年の熊工のマウンドを一人で守り抜いた絶対的エース。短いテークバックからキレのあるボールをコーナーに投げ分ける技巧派左腕だった。2年秋は九州大会準々決勝で優勝した沖縄尚学に惜敗して涙を飲んだが、熊本大会では濟々黌・大竹や文徳の無安打無得点男・本田と好投手がひしめく中を勝ち抜き、甲子園出場を決めた。
甲子園では初戦で鳥取城北を2失点完投で下し、2006年以来7年ぶりの熊工としての勝利をマーク。2回戦で作新の強打の前に屈したが、熊工のマウンドを守り抜いたタフネス左腕だった。
熊本工業 山下滉太投手の投球!夏の甲子園2013 – YouTube
田浦文丸(秀岳館→ソフトバンク)
2017年の秀岳館の左腕二本柱の一角。選抜では先発、夏の大会はリリーフで活躍と監督にとって使い勝手のいい投手であり、伸びのある速球とチェンジアップを武器に投げっぷりのいい投球が光った。また、選抜の作新学院戦でタイムリー2塁打を放つなど打撃にも力があり、ややあんこ型の体型に野球センスが詰まった選手であった。現在は競争の激しいソフトバンクのファームで奮闘の日々を送っている。
2017年選抜2回戦 秀岳館vs作新学院(8日目第1試合) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
文丸の夏も終わる。。秀岳館 田浦 奪三振 まとめ – YouTube
川端健斗(秀岳館)
秀岳館の先発マウンドを主に務めた左腕。切れ味のあるストレートにスライダー、カーブ、チェンジアップを交え、鍛治舎監督曰く「4段階のスピードを操って緩急で抑える」投球で、安定感が光った。最後の夏は、中村(広島)擁する広陵とのV候補対決に敗れたが、この試合も味方の失策込みで7回まで3失点の好投。最後まで「打ち込まれた」という試合は1試合もなく、ゲームを作り続けた投手であった。
2017年選抜準々決勝 秀岳館vs健大高崎(10日目第3試合) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
山口翔(熊本工→広島)
大会屈指の速球派右腕として甲子園に乗り込んできた熊工のエース。2年生時にはのちに夏の甲子園で4強入りする秀岳館を相手に唯一互角の展開に持ち込んであり、本格派右腕として注目を集めた。しかし、初戦でディフェンディングチャンピオンの智辯学園を相手に9失点で完敗。ストレートの最速は140キロ台中盤をマークしたが、そのストレートが高めに浮いたところを狙われた。
現在は広島カープに在籍しており、将来のローテーション候補として期待を集めている。
コメント
[…] […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]