昭和後期から平成初期にかけて甲子園を大いに沸かせた大阪の強豪・上宮。絶対的王者・PL学園にやや陰りが見え始めると、大阪の新王者に取ってかわった。その上宮を支えた大応援団が演奏していたのがノックアウトマーチやレッツゴー上高。男子校らしい男くさい雰囲気の中の応援だったが(笑)、その勇猛なメロディーとともに相手チーム、相手投手を飲み込んでいった。
王道野球のPL学園に対して、打力を磨き上げて力をつけた上宮は昭和63年選抜、平成元年選抜と2年連続で出場。平成元年は種田(横浜)、小野寺(ロッテ)、元木(巨人)、岡田ら強力打線が宮田(ダイエー)-塩路の2年生バッテリーを支え、見事決勝までコマを進めた。決勝は後一歩のところで東邦に優勝をさらわれたが、この2年間で上宮の野球部は全国に強烈な印象を刻み付けた。
コメント