2025年夏の甲子園大会前予想

2025年

今大会ほどワクワクする出場校の組み合わせもなかなかないかもしれない。それほど多士済々の顔ぶれが揃った。鉄板の優勝候補もいれば、注目の好投手を擁するチームあり、全くのノーマークから勝ち上がったチームあり。各地で波乱と言われる常連校の敗退も見られたが、「勝ったチームが強い」のが高校野球。本番で多くの熱戦が展開されそうだ。

優勝候補筆頭

高校野球・夏の神奈川大会2025「最終章展望」 甲子園出場を ...

優勝候補の筆頭は史上2校目となる春夏連覇を目指す横浜になるだろう。春季関東大会で専大松戸に敗れ、公式戦無敗フィニッシュこそ幻に終わったものの、夏の神奈川大会は逆転に次ぐ逆転でしたたかに勝ち上がってきた。松坂大輔の1998年は圧倒的な強さだったが、今年は投攻守の総合力で相手を受け止め、そして跳ね返す柳のような強さがある。

投手陣は、2年生右腕の織田が最も多くのイニングを消化。ストレートの速さはもともと一級品だったが、試合を作る能力が日を追うごとに高まっている。イニング以上の三振を奪ったように、ここという場面では、空振りが取れるのが魅力だ。また、エースナンバーを背負う左腕・奥村頼など計8人の投手がマウンドに上がっており、それぞれに特色の異なる投手を重要な場面で選択して登板させることができる。選抜決勝で見せたような村田監督のタクトに注目だ。

また、打線は4番を務めた奥村頼が準決勝、決勝の3試合で3ホームランの大活躍。いずれもチームが劣勢の場面で放った一打であり、この夏は長打力に磨きがかかっている。なんでもできる1,2番の奥村淩、為永、勝負強い3番阿部と続く上位打線は破壊力満点だ。下位打線も相手が嫌がるような打撃のできる9番駒橋を始め、役者揃い。この打線を1試合通して封じ込めるのは容易ではない。

高い総合力を持ち、どんな展開であきらめることを知らない精神力の強さもある。この王者を止めることは容易ではない。

対抗馬一番手

対抗馬に上がるチームの一番手は、下記の7チームか。STOP・THE・横浜のためにはまずは投手力が安定していることは絶対条件となる。

甲子園最速の健大高崎・石垣「自分のせいで負けました ...

健大高崎は、これで4季連続の甲子園出場。注目の剛腕・石垣、昨夏・選抜を経験した左腕・下重に加え、TJ手術を乗り越えて、待望の左腕・佐藤龍も戻ってきた。決勝の前橋育英戦では、この3人が登板し、因縁のライバルを相手にサヨナラ勝ちに結び付けた。特に延長戦に入ってからの石垣の投球は圧巻の一言。バントすらまともにさせない球威は、高校球界でもNo.1だろう。この投手陣からは取れても3点か…

また、打線は昨年のようなスラッガータイプの打者はいないものの、今大会はチームで計5ホームラン。春からより長打力が増した感がある。石田、加藤の1,2番を中心に機動力も例年通り豊かであり、得点力は数字以上に高い。東農大二の注目のエース・山田琉を攻略したように、本格派に強いのも特徴だろう。昨秋の関東大会、選抜と2度敗れた横浜を倒し、3度目の正直からの全校制覇を目指す。

智弁和歌山準V 見えた成長、「夏へ」前向く | わかやま新報

智辯和歌山は、3季連続の甲子園出場。こちらは、選抜決勝で敗れた横浜へのリベンジに燃える。選抜大会ではエース渡辺が全試合に先発。できるだけ疲労を重ねないように、継投策も用いたが、それでも決勝では本来の球威ではなかった。昨秋の段階で2枚看板の働きをしていた右腕・宮口の復活が望まれたが、この夏はその宮口が好投。決勝では星林・則藤との息詰まる投手戦を完封で制し、一本立ちを証明した。和気・田中の両右腕も奮闘し、サポート対戦は万全だ。コントロール抜群の渡辺の本来の投球が最後まで見られることを期待したい。

また、打線は役割分担が非常に明確だ。1番藤田、2番大谷が出塁、4番福元、5番荒井が返す。そして、下位の9番黒川らがつないで再び上位へと、打線が一つの流れを形成できている。選抜で見せた守りからリズムを作って攻撃へという形で、先行逃げ切りのパターンに持ち込めれば、絶対的な強さを発揮できるだろう。選抜で甲子園連敗を止めてからいい流れにチームが入ってきており、この夏も上位進出、そして優勝も期待できそうだ。

東洋大姫路が14年ぶりの夏の甲子園に王手!決勝は報徳学園との ...

東洋大姫路は、14年ぶりの夏の甲子園。選抜に続いて春夏連続の甲子園でもある。こちらは神宮大会準決勝で負けた横浜へのリベンジに燃えている。

投手陣は紆余曲折の道をたどってきた。昨秋に絶対的エースだった右腕・阪下がひじの故障で選抜以降は戦線離脱し、左腕・末永も離脱。そんな中、もともと秋に故障していた右腕・木下が台頭。バランスのいいフォームから繰り出す伸びのある速球が武器で、5回戦では明石商・石原との好投手対決をスミ1の投手戦で制して完封勝利を飾った。決勝では報徳学園の強打の前に6点を失いながらも逃げ切り勝ち。兵庫の高校球史に残る決勝の死闘を制した。

その木下を投打でいかにバックアップできるかがカギ。阪下は投球練習は始められており、西垣・森の右腕も試合経験を重ねている。そして、岡田監督の鍛え上げた強力打線は今大会でもNo.1の破壊力を誇る。犠打主体の野球だけに、単純な打力の有無が勝敗を大きく分けるスタイル。チャンスの場面で必ず一本を出すべく、勝負強さと積極性をひたすら磨いてきた。1番渡辺裕から始まり、打率6割越えの4番白鳥をはじめとして、逆方向へも長打の打てる打者がそろっている。

懸念点としてはビハインドを背負った時の戦い方か。ただ、洲本戦で4点差を跳ね返したように、選抜の広島商戦の教訓も生きつつある。久しぶりの兵庫勢の夏制覇へ期待が高まる陣容だ。

沖縄尚学は、春夏連続の甲子園出場。こちらは選抜で王者・横浜を最も苦しめたチームだ。あのルーズベルトゲームの記憶が残っているファンも多いだろう。

2年生エース末吉は春の段階からさらにグレードアップ。競輪選手かと見まがうような太ももの下半身から繰り出すストレートの球威は威力十分だ。リリースの手首の角度が安定したことで、ストレートが抜ける回数も減ったように思う。決勝では、同じく選抜出場のエナジックを相手に力投。機動力抜群の相手に対し、わずか4安打に封じ込めた。彼がベストピッチを見せた時は、攻略できるチームが果たしてあるのかと思わせるほどの投手だ。

また、打線はチーム打率こそ3割に満たないものの、得点力は非常に高い。選抜であの横浜投手陣から7点をもぎ取ったように、一度つながりだすと止まらない攻撃をみせる。中でも4番安谷屋はヒットの半数以上が長打と、ここ一番でチームに流れを持ってくる打撃を見せる。過去、夏の甲子園では8強が最高成績だが、この夏一気に上回る可能性は十二分にある。

決勝は仙台育英―東北学院榴ケ岡 28日対戦、夏の高校野球宮城大会 ...

仙台育英は、選抜出場こそ逃したものの、春の東北大会を制覇。勢いそのままに夏は2年ぶりとなる出場を決めた。

エース左腕・吉川は最速147キロを誇る本格派。躍動感のあるフォームから右打者のインサイドに突き刺すクロスファイヤーは威力十分だ。ここ数年は毎年ハイレベルな投手を輩出している同校だが、その系譜に全く恥じることのないエースである。特に永遠のライバルである東北高校との準々決勝では2失点で無四球完投と、安定感抜群の投球を展開した。そのほかにも梶井、伊須ら充実した陣容を誇っており、連戦にも備えがある。

一方、打線はチーム打率は2割7分台と低調だったが、好投手との対戦が続いたこともあり、実際の打力は決して低いものではない。また、打てない時でも小技で崩す術を心得ている分、相手にしてみたら数字以上に怖い打線と言えるだろう。1番田山、3番土屋、5番和賀の3人でチームの得点の7割近くをたたき出しており、この上位打線でまずは先制点を奪いたいだろう。東北勢初優勝を果たしたあの夏から3年、再びの全国の頂へ腕を撫す。

神村学園が延長十二回の激闘を制し、決勝へ 十回に3点差を ...

神村学園は、3年連続出場。一昨年、昨年と4強入りしており、ここ2年で一気に強豪校としてのランクをアップさせた。

投手陣の軸は、右腕・早瀬。昨夏の甲子園では3回戦の岡山学芸館戦で完投勝利を上げ、大きな自信をつかんだ。最速150キロの速球は威力十分であり、185㎝の長身から投げおろすため、角度もある。2番手で登板した右腕・千原も、イニング数に近い三振を奪っており、計算が立つ。準決勝ではタイブレークにまで突入した樟南との死闘で、序盤に捕まったエース早瀬の後を受け、ロングリリーフで試合を立て直した。

一方、打線の破壊力は今年も威力十分。こちらも昨年の経験者である入来田、今岡の二人が攻撃のカギを握る。この左右の強打者を2番、3番に置くことで初回から複数得点をたたき出すことが可能。特に今岡は6本の2塁打を放った様に、失投は確実に長打にしてくる。過去2年はいずれも強力打線を看板に駆け上がったが、今年もそれに追随する力は十分に宿している。

県岐阜商、2年連続56度目の決勝進出 3年ぶり31度目の夏の ...

県岐阜商は、3年ぶりの夏の甲子園出場。東海地区では最も戦力が充実したチームだ。前回は、試合直前に離脱者が出て不本意な戦いに終わったが、今年はそのリベンジに燃える。

岐阜大会は殆どの試合をワンサイドで勝ち上がり、圧倒的な戦いぶりであった。チームを率いていた鍛治舎監督が勇退され、代わって藤井監督が内部昇格。ユニフォームも元のスタイルに近いものに戻し、再び心機一転で岐阜大会に臨んだ。投手陣は、6試合を投げて8失点。2年生エースの柴田は、制球が安定しており、試合を作る能力が高い。

一方、打線は岐阜大会6試合で8ホームランとパンチ力のある打者が居並ぶ。スタメンの計6人が一発を放っており、どこからでも長打で崩せるが、決して大振りをすることはなく、各自がセンターから逆方向を意識した中で、甘く入った時に一発で仕留めている印象だ。決勝では帝京大可児の好投手も序盤で攻略しており、全国区の好投手攻略にも自信を持つ。夏の上位進出となれば、4強入りした2009年までさかのぼるが、今年はその再現を狙う力は十分に持つ。

追いかける春夏連続出場組

春夏連続出場組にも力のあるチームが揃う。

まずはともに選抜8強入りを果たし、3季連続の甲子園出場となる東北勢2校。

聖光学院(福島)|選抜高校野球2025 春のセンバツ甲子園 | 毎日新聞

聖光学院は、福島大会では初戦からいきなり福島北・伊達の連合チームを相手に4点を先行されるなど、大会を通じて苦しんだが、地力で跳ね返した印象の戦いぶりだった。大嶋・菅野という経験豊富な左右2枚看板は失点こそ少しかさんだものの、コントロールは安定しており、試合を作る能力に長ける。打線は、聖光学院らしい細かい攻撃がうまく、ランナーをためて3番菊地、4番竹内の中軸に回せれば、大量点もありうるだろう。しぶといチームカラーは今年も健在で一気の上位進出を狙う。

花巻東が3連覇の偉業達成!ライバルを下して18年ぶりの ...

一方、花巻東は打線の破壊力が抜群だ。例年は、聖光学院と同じように細かい攻撃が持ち味だが、今年は主砲の古城、赤間を中心にロングを打てる打者が揃っている。選抜では準々決勝で健大高崎の投手陣に力負けしたが、全国トップクラスを経験したことで、より目標水準が高くなった。投手陣も長身右腕の金野と技巧派左腕・萬谷のタイプの違う左右2枚看板が健在。昨夏は49校目で最後の登場となり、力を発揮できずに敗退。まずはリベンジの初戦突破を果たし、そこから上位を伺いたい。

続いて、いずれも全国制覇の経験を持つ4校。

山梨学院(山梨)|選抜高校野球2025 春のセンバツ甲子園 | 毎日新聞

山梨学院は、選抜では2年生右腕の菰田が故障の影響で、短いイニングを投げるにとどまったが、この夏は復調して戻ってきた。長身から繰り出す150キロを超す速球は抜群の威力を誇り、終盤に出てくると相手チームに絶望感を与える投球を見せた。また、選抜で2試合連続で5得点を上げた打線も破壊力は十分。梅村、横山、平野ら昨年の選抜から経験している面々が大事な場面で長打を放ち、一気に試合の流れを強奪した。

もともと春に強いチーム作りが得意だった吉田監督だが、ここ数年は夏に強いスタイルに方針転換。パワーある打線と剛腕で上位を伺う。

頂点を目指して・センバツ2025:/上 敦賀気比 心ひとつ ...

敦賀気比は、昨秋の神宮では沖縄尚学の左腕・末吉を打ち込み、4強まで進出。選抜でも健大高崎に3-4と食らいついており、全国上位の力を持つ。1番岡部、2番河村のコンビを中心に上位から下位まで全く切れ目がなく、シャープなスイングでヒットを積み重ねる。チーム打率は4割に迫り、少々のビハインドでも跳ね返す強さを持っている。投手陣は選抜までは五十子と菅田の左右2枚看板だったが、夏は全く別の陣容に。2年生左腕・鶴田、右腕・森田らでつなぎ、速球派の山本に繋ぐ。

過去には夏の上位進出の経験も多い同校。豊富な投手陣で連戦にも不安はなく、強打でつかんだリードを守って勝ち抜いていきたい。

センバツ2025 天理、憧れの舞台へ 3年ぶり選出に喜び爆発 /奈良 ...

天理は、選抜では山梨学院の前に持ち味を発揮できずに敗退。藤原監督が投手陣の再整備を行い、夏は見事に連続出場を勝ちとった。選抜では下坊と伊藤が野手兼任のエースとして登板していたが、夏は投手専任の選手を育成。右アンダーハンドの松村、左サイドハンドの橋本、2年生の右オーバーハンドの長尾とバリエーション豊富な陣容となった。橋本は春季奈良大会決勝で奈良大付打線を相手に無安打無得点を達成しており、本戦でも相手打線を翻弄してくれそうだ。

打線はプロ注目の好ショート・赤埴が中心。奈良大会では打率2割1分4厘と不調だったが、甲子園では本領発揮といきたいところだ。

西日本短大付(福岡)|選抜高校野球2025 春のセンバツ甲子園 ...

西日本短大付は、激戦の福岡を勝ち抜き、春夏連続出場を達成。昨夏から3季連続の甲子園でもあり、地力は高い。

エース中野は、選抜での好投が示す通り、内外角へ丁寧に投げ分けて、打たせて取る投球が持ち味。昨夏からレギュラーの好捕手・山下のインサイドワークも冴え、相手打者の特徴・狙いを見ながら自在に配球を変えられる。また、選抜の準々決勝で横浜打線を相手に好投した左腕・原が、夏は中野と並ぶ2枚看板にまで成長したことで連戦への不安もなくなった。

打線は、こちらも選抜で大活躍した斎藤・佐藤・安田の中軸が健在。彼らの前にランナーをため、一発長打で得点を重ねるのが勝ちパターンだ。1992年以来の全国制覇を虎視眈々と狙っている。

優勝戦線かき回すか、常連校・伝統校

優勝争いの中で、やはり伝統校の存在は侮れない。優勝候補の足元をすくう可能性は非常に高い面々だ。

全国高校野球 南北海道大会 北海、41回目の夏切符 攻守粘り ...

北海は、史上最多の41度目の夏出場。この夏は白が基調の新ユニフォームで臨む。南他機動大会では、立命館慶祥、北照、駒大苫小牧、そして昨夏代表の札幌日大と、強豪との4連戦をたくましく勝ち抜いてきた。変則左腕・浅水を中心に多彩な陣容を誇る投手陣、犠打主体でここという場面で一本を出す打線、6試合で3失策の守備と、派手さはないものの、相手に隙を与えない堅実な戦いぶりが光った。打率5割をマークした3番桜井を中心に一丸となって挑んでくる北の名門校はやはり侮れない力を持つ。

 

東京勢の2校もともに名門校。意外にも東西でこの2校の組み合わせでの出場は初となる。

ノーシード・関東一がついに決勝進出!二刀流左腕、圧巻の大会 ...

関東一は、昨夏は惜しくも準優勝に終わったが、同校の歴史を塗り替える大会となった。その戦いで最後の打者となった左腕・坂本がチームを牽引。背番号8ながら、実質エース格として登板し、イニング数に並ぶ三振を奪った。決勝の岩倉戦では、打ってはホームラン、投げては完投勝利とまさに千両役者の活躍。打線は今年も機動力豊かであり、打てない中でも崩す術を持つ。あと一歩で逃した全国の頂を奪うべく、今年も出陣する。

高校野球】日大三が壮絶サヨナラ2ランで決勝進出!本間主将 ...

日大三は、2年ぶりの甲子園出場。決勝ではV候補大本命の東海大菅生のエースを打ち崩し、強打・三高が健在であることを満天下に示した。3番本間、4番田中の二人を軸に分厚い打線を形成。5番蔦田、6番竹中まで一発があり、相手投手にとっては息の抜けない打線だ。投手陣の軸は右腕・近藤。四死球から崩れる心配がなく、安心して試合を任せられる。三木監督に交代してから2度目の甲子園で、前回は3回戦でおかやま山陽に敗れたが、今回はその上を狙っていきたい。

市立船橋、劇的サヨナラで3年ぶり甲子園 延長タイブレーク制す ...

市立船橋は、激戦の千葉大会を勝ち抜いて3年ぶりの出場となる。特に決勝ではタイブレークで4点を先行されながらひっくり返すという奇跡の逆転劇!「市船ソウル」が鳴り響く中、相手を呑み込んでいった。打線は3番捕手の花嶋が軸になり、下位まで4割打者が並んで切れ目がない。相手の隙に一気に付け込む集中力が光る。諸岡・島田の両右腕が軸の投手陣も安定しており、左腕・清水健は要所で三振を取れるのが武器だ。

3年前の夏は1,2回戦ともナイトゲームとなり、終盤の猛攻で大観衆を沸かせた「イチフナ」。今年も、面白い戦いを見せてくれそうだ。

京都国際、1点リードを許す苦しい展開...鳥羽リードで後半戦へ ...

京都国際は、2年連続の夏出場。昨秋・今春と早期敗退し、苦しんでいたが、最後の夏に結果を残した。エースはもちろん左腕の西村。伝家の宝刀のチェンジアップはとらえることが難しく、調子が良ければ、取れても3点くらいか。34イニングで45三振という数字がその力を物語っている。一方、秋春とエースを援護できなかった打線が、この夏は奮起。1番長谷川颯、2番長谷川瑛の長谷川コンビが塁上でかき回し、4番清水が返すパターンで得点を重ねた。

打線に昨夏のようなつながりが出てきており、勝ち上がるたびにまだまだ成長していきそうな雰囲気がある。駒大苫小牧以来となる夏連覇は、決して夢物語ではない。

高校野球】広陵が3年連続26度目の夏切符 堀田昂佑が10回完投&9回 ...

広陵は、3年連続の甲子園出場。昨夏まで絶対的エースだった高尾が卒業したが、右腕・堀田を中心に一枚岩の強さを見せた。その堀田は最速145キロを誇る本格派で、すでに一昨年・昨年と甲子園のマウンドを経験している。決勝の崇徳戦では、最終回に自ら同点打を放ち、投打でチームを救う活躍を見せた。相原・田中の2投手も控え、連戦にも不安はない。打線は、準々決勝から強豪との対戦が続いた影響で、チーム打率こそ高くないものの、1番白髪、3番曽根を中心にミートのうまい打者が揃う。

過去2年はV候補に挙げられながら、3回戦で神奈川勢の前に敗退。今年はある意味プレッシャーの軽減された中での戦いにできそうであり、広陵らしい野球で頂点を狙いたい。

全国高校野球 大分大会 明豊、史上初の5連覇 /大分 | 毎日新聞

明豊は、大分大会では初となる5年連続の甲子園出場。明豊時代を築き上げている九州の雄が、本戦でも上位を狙う。投手陣は昨年に春夏の甲子園を経験した左腕・寺本が軸。緩急自在の投球を見せ、同じく左腕の大堀と強力な2枚看板を形成した。大堀は要所で三振を取ることができ、寺本とはタイプの異なる本格派だ。打線は、今年も破壊力があり、岡田・加納の中軸を中心に、足も絡めて大量点を奪う。昨年は小松大谷に打ち負けて初戦敗退に終わっており、まずは3年ぶりとなる初戦突破を目指す。

県内常連下し、勢い乗る

県大会で常連校を下し、勢いに乗っているチームも複数ある。上位校相手でも気後れすることはないだろう。

高校野球】悲劇のフェンスに祈った弘前学院聖愛が甲子園切符 ...

弘前学院聖愛は、青森山田・八戸学院光星と県内2強を撃破。地元・青森出身の選手を中心に戦っており、東北勢のレベルアップを印象付けるチームだ。コントロール抜群のエース芹川が試合を作り、打線は機動力野球でしたたかに得点を奪う。決勝の光星戦で最終回に3連続タイムリーが飛び出したように、ここぞの場面での集中力は凄まじいものがあった。2013年夏には玉野光南、沖縄尚学と強豪を下して3回戦まで進んでおり、その年を超える成績を狙う。

高校野球】青藍泰斗が35年ぶりの甲子園!タイブレークの末、作新 ...

青藍泰斗は、決勝で作新学院を下し、葛生時代の1990年以来となる出場。ブルー基調でピンストライプの新鮮なユニフォームも注目だ。決勝戦では、作新学院にタイブレークで無死満塁と攻め込まれながらも、落ち着いた守りで逃げ切り勝ち。下級生時代から経験を積んできたこともあり、土壇場でも自分を見失わない強さがある。攻撃的な2番佐川を中心にムラのない打線、エース永井を筆頭に安定感のある投手陣と投打で充実しており、久々の夏舞台で躍進する可能性は十分ある。

考えすぎずに打て」杜若を突き放した適時打 豊橋中央・松井選手 ...

豊橋中央は、激戦の愛知大会を勝ち抜いて初出場!愛工大名電、東邦と私学4強と謳われる強豪を下し、堂々の出場だ。中京大中京時代の2000年夏に甲子園を主軸として経験した萩本監督の指導の下、強気な攻撃スタイルが持ち味。4番砂田、5番松井を中心に高打率の打者がずらりと並ぶ打線は圧巻だ。また投げては、エース高橋が140キロ台の速球とスライダーを軸に真っ向勝負を展開。愛知大会では計9投手が登板しており、継投も自在だ。

激戦区を初めて制した同校が台風の目となる可能性は高い。

記事全文】【高校野球】東大阪大柏原が甲子園!大阪桐蔭を撃破 ...

東大阪大柏原は、決勝であの大阪桐蔭を下し、14年ぶりの甲子園出場。タイブレークまで突入した激戦を総合力で制し、頂に立った。投手陣の軸となるエース川崎は、ややスリークオーター気味の腕の角度から、キレのあるボールを投じ、左打者を苦にしないのも強み。また、計6人の投手が登板しており、相手打線との相性や試合状況を見て、元オリックスの土井監督が継投していくため、終盤勝負に強いのも特徴だ。打線は、大物うちこそいないものの、逆方向への意識を持った打撃で、大坂桐蔭の森・中野の両輪を打ち崩した。

5回戦から金光大阪、関大一、東海大仰星と強豪ばかりを相手に接戦を勝ち抜いてきた柏原。どんな相手にも臆することのないチームが全国でも旋風を巻き起こすか。

尽誠学園 | 目指せ!甲子園36チーム 2025全国高校野球選手権香川 ...

尽誠学園は、高松商・英明と県内2強を下し、9年ぶりの出場。ノーシードから見事に栄冠を勝ち取った。エース広瀬は33イニングを投げて四死球はわずかに5とコントロールが優れている。最速143キロの速球と多彩な変化球を丁寧に低めに集め、準々決勝では強打の高松商打線を完封した。打線は長打力あり、機動力あり。特に1番金丸は放ったヒット5本がすべて3塁打という稀有な記録を出し、俊足で突破口を開く。実力上位と見られた2チームを下し、伝統校が自信を深めて甲子園に乗り込む。

総合力高いダークホース

令和に入ってから甲子園経験のある下記の6校が非常に総合力が高く、上位校を食う力を秘めている。

高校野球:小松大谷、延長タイブレイクで金沢下し2年連続4度目 ...

小松大谷は、昨年夏、明豊・大阪桐蔭と常連校2校を下し、一躍話題をさらった。注目はやはり、昨年から主軸を張る3番田西。スイングスピードと打球の速さは群を抜いており、相手バッテリーからしたら、どうしても神経をすり減らす存在になる。放ったヒットの大半は長打で有り、ある意味単打OKの姿勢で臨まないと大けがをしそうなほどの強打者だ。そのほかにも胡麻、伊東ら勝負強い打者がそろい、大会で無失点だったエース中田を中心とした投手陣を支える。

決勝戦の金沢戦では、終盤2イニングで3点差を追いついたように、粘り強さも併せ持つ。昨年一歩届かなかったベスト8へ、今年こその思いで臨む。

夏の高校野球2025・新潟】中越7年ぶりの甲子園切符!県内最多 ...

中越は、7年ぶりの甲子園出場。直近3大会は2015年の滝川第二、2016年の富山第一、2018年の慶応といずれもサヨナラ負けで初戦敗退しており、今年は1994年以来となる初戦突破を狙う。ただ、チーム力は非常に安定しており、春季北信越大会では秋優勝の敦賀気比を撃破。技巧派左腕・雨木と本格派右腕・石山の2枚看板が安定しており、打線も1番堤から4番窪田までいずれも3割5分以上の打率を残した打者が並ぶ。

準決勝・決勝と3-2で勝利したように接戦にも強く、本戦では非常に不気味な存在だ。

高校野球】連覇の岡山学芸館 先制打の又吉は3月にナイン4人と ...

岡山学芸館も2年連続の甲子園出場。昨年は高い投手力をベースに2試合連続完封勝利で3回戦まで勝ち上がったが、今年もディフェンス力の高いチームだ。エース左腕の青中は岡山大会では3試合で完投勝ち。打たれる場面もあったが、球威のある速球を軸に、内外の出し入れ、緩急で大事なところを踏ん張りぬいた。打線は、上位打線を中心に粘り強く、簡単に三振をしないのが魅力。又吉、繁光の中軸にランナーをためて回していきたい。まずは、昨夏に並ぶ3回戦進出を目指し、初戦に臨む。

鳥取:<夏の高校野球 鳥取大会>鳥取城北 投打がっちり:地域 ...

鳥取城北も2年連続の出場。昨夏は、明徳義塾に完敗だったが、今年は投打ともに非常に評価が高い。投手陣は層が厚く、決勝戦で完投した右腕・田中はスリークオーターから右打者のアウトローに突き刺すような球筋のボールが光る。鈴木、浜野といずれも右投手だが、完投能力があり、頼もしい存在だ。打線はチーム打率3割4分5厘と好調を維持。決勝では20安打を放ったように非常に振れている。また、犠打や盗塁など足元から崩していく攻撃も得意だ。

初戦敗退の続いている鳥取県勢だが、今年の鳥取城北には期待が持てそうだ。

高川学園、「出来すぎ」だった最後のアウト 甲子園でも ...

高川学園は、4年ぶりの甲子園出場。過去2回と比較しても、今年は最も総合力の高いチームかもしれない。投手陣は速球派の2年生右腕・木下から技巧派左腕・松本への継投が基本線。この戦い方で、下関国際との強豪対決も制し、波に乗った。木下は四死球が多いのはやや気がかりだが、球威・スピードは十分な本格派だ。

打線は上位から下位まで切れ目がなく、ミート力が高いため、打席でも簡単に三振をしない。球数を序盤から投げさせ、終盤に崩すスタイルはどこかライバル校である下関国際にも通ずるところがある。初勝利を上げた2021年に続き、まずは初戦突破を果たしてから、歴史を塗り替えていきたい。

高校野球】創成館が3年連続V 背番号「1」の「森下翔太」が168球 ...

創成館は、今年も投手陣を中心にしたディフェンス力の高いチームカラーで長崎大会をしぶとく勝ち上がった。150キロ近い速球が武器のエース森下はスタミナも抜群で、終盤になっても球威が落ちない。決勝は九州文化学園とのしびれる戦いで終盤まで力投を見せた。守りも内外野とも安定しており、5試合で失策は2。失点を多くても2~3点以内で抑えられそうだ。

打線は派手さはないが、1番峯を中心に機動力が使えるのが強み。決して得点力が低いわけではない。先制して逃げ切るという黄金パターンへ持っていきたいところだ。

東海大熊本星翔が2年ぶり4度目の優勝 有明は初の甲子園にあと ...

東海大熊本星翔は、2年ぶりの夏切符。緩急自在のエース水野を強力打線が支え、熊本大会を安定した戦いで勝ちぬいた。水野は打たせて取る投球が持ち味で、自分から崩れることがないため、野手陣も安心して攻撃に移っていける。その攻撃陣は、野仲監督が自信を持つように、強打で相手バッテリーにプレッシャーをかけられる。特に1番福島から始まって、平仲・大賀の強力なクリーンアップで返す攻撃は迫力満点だ。

これまで3度の出場では白星を上げるには至っていないが、今年は初戦突破からの上位進出もありそうだチームだ。

打力で勝負かける

新基準バットの影響で打力の低下が叫ばれる近年の甲子園だが、やはり夏を勝ち抜くうえでは打つことが不可欠だ。下記のチームはその打力に自信を持つ。

高校野球】日大山形 2年ぶり20度目の甲子園 宿敵・鶴岡東に「三 ...

日大山形は、2年ぶりの出場で2021年以来となる甲子園勝利を狙う。昨夏は鶴岡東の好左腕・桜井の前に打線が封じ込まれて敗退したが、今年は打力を磨きなおし、大事な場面で打ち勝って見せた。特に下位打線が当たっているのが大きく、6番岩下・7番阿部・8番林の3人が大事な場面で仕事を果たした。投げては、小林・本田の両右腕が軸となる。二人とも打たせて取る投球が持ち味で、実戦派の好投手だ。強打で築いたリードを二人の右腕で守り抜いて、まずは4年ぶりの夏1勝を狙う。

高校野球:明秀日立、藤代とのタイブレイク制し3年ぶり2度目の ...

明秀日立は、名将・金沢監督に率いられ、3年ぶりの帰還。今年も伝統の強力打線は健在だ。野上、中岡、佐藤ら昨年からの経験者が多く残り、初回から鋭いスイングで相手投手に圧力をかける。1番を打っていた能戸が負傷交代で大会途中で退いてしまったが、それまでは打率5割を記録。本戦に戻ってこれるかはチームにとって非常に大きい要素だ。投手陣は、野手兼任だった右腕・中岡がエースとして一本立ちしたのが大きく、速球とスプリットの組み合わせで三振も取れる。

3年前は3回戦で優勝した仙台育英に惜敗。今年はさらに上を狙っていきたい。

高校野球】叡明が初優勝 6回に3点奪って昌平に逆転 中村要監督 ...

叡明は、春夏通じて初の甲子園出場。浦和学院・花咲徳栄などの強豪校が早期敗退し、本命不在となった埼玉大会を力強く勝ち抜いた。決勝は、近年県内上位常連だった昌平との対戦となり、前評判では不利の予想だったが、中盤に打線が火を噴いて逆転勝利を呼び込んだ。上位打線が特に当たっており、1番から5番までは全員3割を超す打率を記録する。投手陣は田口、増渕の両右腕が軸となり、打たせて取る田口と球威で押す増渕とタイプが異なるため、継投も威力を増す。

県勢としては久しぶりの初出場。フレッシュな戦いで上位を伺う。

高校野球:綾羽が春夏通じて初の甲子園、決勝で滋賀学園を破る ...

綾羽は、4度目の滋賀大会決勝で初めての勝利をおさめ、甲子園へ。準決勝では近江、決勝では滋賀学園と県内2強と言われた強豪校を下し、悲願の出場をつかみ取った。軸となるのは4番捕手の山本。17打数9安打で2塁打2本、3塁打2本、ホームラン2本とまさに4番の働くを見せ、チームに勝利を呼び込んだ。下位打線まで切れ目がなく、相手投手攻略の狙いを共有するため、まさに打線が「線」になっている印象だ。藤田・安井の左右の両輪も打たれ強さがあり、初の甲子園とはなるが、リズムを掴めば一気の躍進も期待できそうだ。

全国高校野球 地方大会 島根 開星圧勝 夏の聖地へ 8年ぶり11回目 ...

開星は、意外にも8年ぶりとなる出場。決勝では大量26得点を奪ったように、伝統の強力打線を引っ提げて甲子園に乗り込んでくる。3番持田、4番松崎には一発の魅力があり、下位にもしぶとい打者がずらり。追い込まれるとミートに徹し、簡単に凡退しないため、相手投手を終盤に向けて削ることができる。唯一ロースコアとなった準決勝の大社戦では3番持田が決勝ホームランをマーク。本番でもチームを救う長打に期待したい。投手陣もエース松浦を中心に層が厚く、昨年の大社に続く旋風を巻き起こせるか、注目だ。

甲子園目指す28チーム 鳴門高校 2025年全国高校野球徳島大会 ...

鳴門は、3年ぶりの甲子園出場。前回は好左腕・富田が軸のチームだったが、今年は強力打線を武器に全国の舞台へ臨む。中でも注目は2年生ながら4番を務める稲山。準決勝の徳島商戦では先制打と逆転2ランでチームの全得点をたたき出す活躍を見せた。ミートのうまい打者が揃っており、繋ぐ意識で打って打って繋ぐ、鳴門高校伝統の「渦潮打線」は破壊力十分。本戦でも期待がかかる。

投げては左腕エース・橋本が決勝の完封勝利を含む、21イニングで2失点の力投。イニング数以上の三振を奪っており、力勝負も打たせて取る投球も可能だ。四国屈指の伝統校が、2010年代の甲子園での躍動を再び取り戻しそうだ。

注目投手擁し、全国へ

野球は何と言っても投手が軸。今大会注目のスーパーエースを擁するチームが全国の舞台に臨む。

高校野球】金足農 劇的サヨナラ!2年連続甲子園!“旋風”再び ...

金足農は、あの吉田輝(オリックス)を兄に持つ吉田大輝が最上級生となり、再び全国の舞台へ戻ってきた。昨夏は西日本短大付の強力打線に中盤に捕まり、4-6で惜敗したが、今年の吉田の速球は球速以上に質が上がったように見える。回転数が増し、低めの速球がアウトローに刺さる。コントロールも安定しており、準決勝・決勝はロースコアの接戦を制した。打線は伝統の犠打主体の野球を継承。スコアリングポジションに進めた状態で、3番薮田・4番佐藤晃の主軸に回したい。

未来富山が初の甲子園!U-18代表候補を擁して初めての聖地へ ...

未来富山は、注目の左腕・江藤を投打の軸に据え、甲子園初出場。あの大阪桐蔭の選手をも注目させた逸材がついに全国の舞台でベールを脱ぐ。140キロ台後半の速球はスピードだけでなく、キレも伴った本物の速球である。このボールで打者のバットを押し込み、低めの変化球を振らせる投球で相手打者を圧倒した。決勝ではさすがに疲れが出て打ち込まれたが、疲労の取れた本戦では快投が期待できる。

打線では4番江藤と、3番中込が軸。二人で18打点を挙げ、チームを牽引した。チーム打率は4割を超し、ラインアップには4割打者がずらりと並ぶ。江藤という太い柱を活かせる環境が出来上がっており、初出場での快進撃が期待できそうだ。

28日に静岡決勝プレーボール!偏差値70超え・伝統校の静岡か ...

聖隷クリストファーは、念願の甲子園初出場。かつては選抜選考で悲運の落選の歴史もあったが、今年はようやく全国の舞台へたどり着いた。エースは2年生左腕の高部。5試合30イニングを投げて33三振を奪たように、速球とスライダーの組み合わせで力勝負で抑え込める。決勝では伝統校・静岡の攻めにも屈することなく、わずか4安打に抑えて優勝を飾った。打線は5番谷口を中心に勝負強い打者が揃っており、2年生エースを援護したい。

夏の甲子園 三重は津田学園が6年ぶり3回目V 津商との接戦制す ...

津田学園は、6年ぶりの出場。エース左腕・桑山の快投で全国切符をつかみ取った。150キロ近い速球と伝家の宝刀・スライダーを武器にマウンドに仁王立ち。準決勝では、昨夏代表の菰野のエース栄田との好左腕対決になったが、堂々投げ勝って見せた。コーナーいっぱいに突き刺す速球派威力抜群であり、攻略は容易ではない。決勝で1-0としびれる投手戦になったが、最後まで慌てる様子もなかった。

打線はPL学園出身の佐川監督のもと、つながりを重視しており、投手力が安定している中で、確実に1点を刻む野球をしていく。まずは、6年前に続いての初戦突破を目指す。

高知中央が2年ぶり2回目の夏の甲子園へ 決勝で明徳義塾を破る ...

高知中央は、優勝候補大本命の明徳義塾を下し、甲子園へ。決勝ではエース松浦のアクシデントを受けて、マウンドに上がった2年生右腕・堅田が力投。150キロ台の速球で明徳打線を圧倒し、球場は騒然となった。躍動感あるフォームから繰り出すボールは威力抜群であり、本戦でも注目されるだろう。あとはケガで離脱した松浦が帰ってくればより強固な投手陣となる。打線は、好左腕・池崎からコツコツ1点ずつ奪ったように、シャープなスイングで圧力をかけていく。

2年前は2回戦で敗退しており、今回はそれ以上の成績を目指したい。

愛媛大会ベスト4決まる!済美、小松が準決勝進出!【2025年夏 ...

済美は、決勝戦で松山商を相手に劇的な逆転サヨナラで甲子園へ。「やればできるは魔法の合言葉」の言葉通り、粘りに粘って勝利をつかみ取った。エースの梅原は球速こそ130キロ台だが、右打者のアウトローへの制球力が安定しており、四死球から崩れることはほとんどない。決勝ではタイブレークでの失点こそあったものの、それまではほぼ完ぺきな投球であった。打線は2番葛原、5番滝川とkeyになる打順の打者が当たっており、終盤勝負にも強い。

県大会では初戦で昨夏代表の聖カタリナを下して一気に波に乗った。甲子園でも初戦の組み合わせが重要になってきそうだ。

接戦に強い試合巧者たち

下記に上げた5校は最後の記載にはなったものの、いずれも接戦で無類の強さを発揮して勝ち上がってきた。前述したチームと力の差はなく、クロスゲームをものにして勝ち上がる可能性は十分ある。

旭川志峯が3年ぶり11回目の甲子園へ 校名変更後初 北北海道大会 ...

旭川志峯は、校名変更後は初めての甲子園となる。選抜出場経験はないものの、夏は11回目。まさに夏に強いかつての「旭大高」が甲子園に戻ってきた。エースの河合は決勝で184球を投げぬいたタフネス右腕。イニング数と並ぶ三振を奪っており、球威は十分だ。四死球の多さはやや課題か。攻撃陣は小技を絡めた攻めに自信を持ち、競り合いで相手を突き放す術をいくつも持つ。チーム全体で走塁に力を入れてきた姿勢が最後の夏に結実した。

前回大会は選抜優勝校の大阪桐蔭に善戦し、大きな話題を呼んだ。まずは、1993年以来となる初戦突破を目指し、夏の舞台に挑む。

松商学園が甲子園へ 高校野球長野大会 4年ぶり38回目 – 市民 ...

松商学園は、ノーシードから長野大会を制し、4年ぶり38度目の夏出場。決勝では長年のライバル校である佐久長聖との接戦を制した。攻守に派手さはないものの、相手のミスをそつなく得点に結びつけ、そのリードを堅守で守り切るという、負けにくいチーム作りが功を奏した。決勝がまさにその戦いで有り、相手の失策で出たランナーをスクイズで返し、奪った貴重なリードを、左腕エースの加藤が死守した。加藤は制球力に優れており、相手打者のインコースを正確に突けるのが強みだ。

県内最多出場を誇る古豪が、甲子園でも自分たちの持ち味を生かして勝利を狙う。

高校野球】佐賀北「がばい旋風」再び!6年ぶり夏の甲子園切符 ...

佐賀北は、公立校として最後の全国制覇校で有り、あの日本を熱狂の坩堝の叩き込んだ2007年の再来を狙う。エースの稲富は殆どのイニングを一人で投げぬいた絶対的エース。多彩な変化球で打たせて取るのが武器であり、決勝戦では見事な完封勝ちを決めた。その決勝は勢いに乗る北稜との投手戦だったが、堅い守りを武器に相手にリズムを与えない強さが光った。打線も今年は好調であり、6番片淵、8番稲富、9番松尾がいずれも打率4割越えと下位打線が当たっているのが特徴だ。

全国制覇後は、甲子園での勝利から遠ざかっており、まずは初戦突破を果たして勢いに乗っていきたい。

全国高校野球 それぞれの夏へ 宮崎大会 決勝 宮崎商V2 日南学園 ...

宮崎商は、2年連続の甲子園出場。なんと4試合連続で1点差ゲームをものにして優勝し、昨夏に続いて甲子園に帰ってきた。攻撃の軸は、1番日高有、2番日高佳のコンビ。足の速い二人が高い確率で出塁し、塁上から圧力をかける。ビハインドを背負っても慌てる様子がなく、ここ一番で一本が出る。永友・日高有の左右2枚看板を堅守で支え、失点も計算できるため、3~4点前後での自分たちのゲームプランで試合を進めることが可能だ。昨年は中京大中京に惜しくも敗退したが、今年は宮崎勢令和初となる夏の1勝をまずは狙いに行く。

 

 

 

 

 

 

 

コメント

  1. 大竹良平 より:

    今年も楽しみですね👍
    自分は豊橋中央と高知中央に注目しています!

    最近書かれている強力打線列伝と好投手列伝が非常に面白くて読み応えがあります!

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