
1回戦 〇 7-0 飯塚
2回戦 〇 12-9 千葉経大付
3回戦 〇 3-1 関東一
準々決勝 〇 4-3 慶応
準決勝 ● 4-9 常葉菊川
打撃優位の流れだった2008年夏の甲子園で強烈な存在感を示したのが、浦添商の伊波翔悟であった。沖縄県大会決勝で選抜優勝投手の沖縄尚学・東浜(ソフトバンク)に投げ勝って、本大会出場を決めると、怒涛の快進撃を見せた。
初戦は飯塚・辛島(楽天)との好投手対決をムービングボールを効果的に使ってわずか98球の完封勝利でものにすると、2回戦は千葉経済大付とのV候補対決となる。序盤から大量リードを奪ったが、終盤に相手打線の鋭く強いスイングの前にムービングボールがつかまると、それまでのスタイルをかなぐり捨ててストレートとスライダーで真っ向勝負。一球ごとに雄たけびを上げる気迫の投球で接戦をものにし、これが伊波本来の投球かと思い知らせた。
3回戦では機動力野球の関東一に対して、マウンドでボールを持つ長さを微妙に変えてスタートを切らせないクレバーさを見せて、8強に進出。迎えた準々決勝では慶應義塾とのこの大会のベストバウトと言えるシーソーゲームを制し、11年ぶりにベスト4進出を決めた。敗れた常葉菊川戦でも相手のスクイズを衝撃のグラブトスでホームタッチアウトにするなど、試合を重ねるたびに様々な顔を見せて好投手。勝つたびにマウンドで捕手・山城と抱き合う姿も含めて、この大会で最もインパクトを残した、大会No.1の好投手であった。


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