【好投手列伝】埼玉県篇記憶に残る平成の名投手 4/5

平成の名投手

【好投手列伝】埼玉県篇記憶に残る平成の名投手 1/5 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

【好投手列伝】埼玉県篇記憶に残る平成の名投手 2/5 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

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【好投手列伝】埼玉県篇記憶に残る平成の名投手 5/5 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

五明大輔(花咲徳栄)

2010年選抜で7年ぶりの聖地の舞台を踏んだ花咲徳栄。そのエース左腕としてチームを引っ張ったのが五明大輔だった。左スリークオーターから繰り出す伸びのある速球とスライダーはともに威力抜群。初戦は九州王者の嘉手納との対戦となったが、フットフロント打法で前に体重をかけて打つ相手打線をスライダーで翻弄し、わずか2安打でシャットアウト。完封一番乗りを飾った。

高校野球中継 嘉手納(沖縄) 対 花咲徳栄(埼玉) – YouTube

佐藤拓也(浦和学院)

1年秋から名門・浦和学院のマウンドを守った技巧派右腕。下級生時からスローカーブを駆使した緩急のうまさとコントロールには定評があったが、最終学年になって下半身をより使ったフォームとなり、ストレートのスピード・球威も増した。2012年選抜では初戦で敦賀気比を危なげなく下すと、2戦目では強打の三重打線を3安打で完封。主審のストライクゾーンが外にやや広いことを見抜き、そのコースを突いてカウントを整えるしたたかさがあった。

続く準々決勝では藤浪(阪神)-森(西武)のバッテリーを擁する大阪桐蔭を9回1アウトまでリードしていたが、四球のランナーを返されるなどして逆転負け。夏は3回戦で佐藤を温存したことが裏目に出て天理に主導権を握られ、6-2とまさかの敗戦を喫した。しかし、前の年まで5大会連続で初戦敗退だった浦和学院の割流れを断ち切ったのは、エース佐藤の活躍に他ならなかった。

2010神宮大会 – 浦和学院高校1年 佐藤拓也投手 – YouTube

小島和哉(浦和学院→ロッテ)

浦和学院の悲願の全国制覇をもたらした2年生左腕。1年夏から甲子園のマウンドを踏み、新チームからはエース格に成長。しかし、神宮大会では高知に4-3と接戦で勝利したものの、小島自身は相手の4番和田恋(楽天)に4打数4安打(すべて長打)と完全に攻略される悔しい結果に終わった。強打者を抑えるために、より内角攻めを意識し、2013年選抜本番を迎えた。

その選抜では打線の援護もあって順当に勝ち上がり、準々決勝では吉田(オリックス)ら好打者をそろえた北照に10-0と完勝。インコースを強気に攻める投球で相手を寄せ付けなかった。この勝利で勢いに乗ると、準決勝の敦賀気比、決勝の済美とそれぞれ岸本(中日)、安楽(楽天)と超高校級のエースが相手だったが、小島な自分のペースを崩すことなく1失点で完投。無冠の帝王と言われた浦学に初の栄冠をもたらした。

2013年春の選抜甲子園振り返りまとめ – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

小島和哉 浦和学院 甲子園での投球・奪三振 – YouTube

金子大地(春日部共栄)

春日部共栄に9年ぶりの甲子園出場をもたらしたエース左腕。独特の腕の振りから繰り出す切れのあるボールは非常に打ちづらく、2年春の県大会では選抜優勝帰りの浦和学院の強力打線を相手に延長10回を1点に抑える好投を見せるなど、その実力は高く評価されていた。

迎えた甲子園本戦は開幕カードで選抜優勝の龍谷大平安と激突。味方打線が奪った初回の5点リードを守り切り、選抜を席巻した強力打線を1失点で封じ込めた。技巧派ながらボールの力を感じさせる好投手であった。

金子大地 春日部共栄 甲子園での投球・奪三振 – YouTube

コメント

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