【好投手列伝】埼玉県篇記憶に残る平成の名投手 5/5

平成の名投手

【好投手列伝】埼玉県篇記憶に残る平成の名投手 1/5 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

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江口奨理(浦和学院)

2015年選抜大会で浦和学院を2年ぶりのベスト4に押し上げたエース左腕。下級生時の失明の危機も乗り越えた不屈のサウスポーは、最終学年になって不動のエースに成長した。抜群のコントロールを武器に、伸びのあるストレートとチェンジアップで相手打者を翻弄し、チームに守りのリズムをもたらした。

選抜では龍谷大平安・高橋奎(ヤクルト)や県岐阜商・高橋純(ソフトバンク)といったドラフト上位で指名される投手にも投げ勝った。4試合で失った点はわずか4。2年前の優勝時のエース小島(ロッテ)に勝るとも劣らない安定感の持ち主だった。

2014/11/16 江口奨理 (浦和学院高校) 2年秋 サウスポー – YouTube

高橋昴也(花咲徳栄→広島)

2年夏から3季連続で聖地の舞台を踏んだ本格派左腕。2年時は先輩エース・鎌倉のあとを受けたリリーフが役割だったが、新チームでは不動のエースに成長した。長身から投げおろすストレートは威力抜群で、関東はおろか全国でも屈指の左腕であった。

ただ、秋季関東大会では早川(楽天)の木更津総合に1-2と惜敗し、ベスト8止まり。高橋の実力が評価されて選ばれた選抜大会でも秀岳館の強力打線に捕まって5-6と惜敗した。

しかし、岩井監督が疲労も考慮して春先に休みを取ったことで、夏には完全復調。埼玉大会を自責点0で投げ抜き、イニング数をはるかに上回る三振を奪取した。甲子園では先発回避した3回戦で控え投手が作新学院打線につかまって敗れたが、最後の夏にようやく実力に伴う結果を残すことができた。今は広島カープのローテーションを担うため、奮闘の日々である。

高橋昂也 花咲徳栄 甲子園での奪三振集 – YouTube

綱脇慧(花咲徳栄)

2017年夏の甲子園で優勝した花咲徳栄のすべての試合で先発マウンドを務めたのが綱脇慧であった。強力打線が目立つ花咲徳栄であったが、チームの躍進の陰に綱脇の好投があったことは見逃せない。前橋育英、盛岡大付、そして中村奨(広島)を擁した広陵と強打のチームを相手にアウトコースを丁寧に突く我慢の投球で主導権を与えず、チームにリズムをもたらした。

ストレートの最速は140キロほどと目立たないが、柔らかい腕の振りから繰り出される伸びのあるボールの前に打者は差し込まれる場面が多く、ポイントを前にすると変化球でかわされてしまっていた。プロ入りこそならなかったものの、大学球界からは引手あまただった逸材。岩井監督の母校の東北福祉大で将来のプロ入りを夢見て腕を磨いているだろう。

花咲徳栄・綱脇慧三振まとめ 盛岡大付戦 – YouTube

2017年選手権準々決勝 花咲徳栄vs盛岡大付(12日目第4試合) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

清水達也(花咲徳栄→中日)

技巧派右腕の綱脇とは対照的にボールの威力で相手を圧倒したのが清水であった。すべてリリーフ登板だった清水だが、準決勝の東海大菅生戦だけは綱脇が序盤に捕まってロングリリーフとなった。夏前の練習試合でコールド負けを喫した強力打線を相手に清水は持ち前の重い速球とフォークで対抗。3試合で7本のホームランを放っていた強力打線を沈黙させ、延長戦の勝利を呼び込んだ。

埼玉県勢の選手権初優勝へ向けて大きな関門を超えた一戦で、清水の果たした役割は殊の外大きいものであった。

清水達也 中日ドラフト4位 目にもとまらぬ150キロの豪速球 – YouTube

2017年選手権準決勝 花咲徳栄vs東海大菅生(13日目第2試合) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

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