【好投手列伝】福岡県篇記憶に残る平成の名投手 1/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
【好投手列伝】福岡県篇記憶に残る平成の名投手 3/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
花田真人(柳川→ヤクルト)
1995年の選手権大会で屈指の好投手に一人に挙げられるだろう。140キロ台のストレートとスライダーを武器に、強気の投球で観衆を魅了した。1,2回戦と自責点はなく、2回戦では享栄打線を完封した。そして、3回戦は敦賀気比の内藤(ヤクルト)と球史に残る投手戦を展開。終盤は幾度もサヨナラの危機を乗り越えてきたが、最後は延長15回サヨナラ犠飛で力尽きた。しかし、柳川史上でも3本の指に入るであろう好投手であった。
[プロ 野球 ハイライト] 1995熱闘甲子園 柳川VS享栄 – YouTube
小椋真介(福岡工大付→ダイエー)
快速球を武器に第79回選手権大会を沸かせた2年生サウスポー。この大会は平安・川口(オリックス)、敦賀気比・三上(ヤクルト)の3年生投手が注目されていたが、最速143キロのストレートを武器に一気に注目の的を集めた。初戦の茨城東は3点は失ったものの、被安打はわずか4。ストレート主体の強気の投球で投げ抜いた。
しかし、3回戦は優勝した智辯和歌山打線の前に12安打8失点で完敗。ストレートだけでは通用しないことを思い知らされ、厳しすぎる敗戦となった。なお、3年夏は福岡大会準決勝で村田(横浜)、大野(ダイエー)、田中賢(日本ハム)擁する東福岡に6-7と惜敗している。
[プロ 野球 ハイライト] 【熱闘甲子園】 1997 第79回 福岡工大付VS茨城東 – YouTube
村田修一(東福岡→横浜)
プロ野球に進んで大打者となったため、バッティングのイメージが強かった村田修一だが、高校時代のピッチングはかなりハイレベルなものだった。短いテークバックから球威のあるストレートをコーナーに投げ分ける投球は高校生では相当上位クラスだったのは間違いない。また、当時村田達の1年上の代のサッカー部が高校サッカー界で3冠を達成したこともあり、村田達の野球部は「来年は俺たちも…」と腕を撫していた。
そして、最終学年になると、激戦の福岡大会、九州大会を勝ち抜いて甲子園出場。初戦は出雲北稜打線を6安打完封。続く2回戦は王者・横浜に敗れたが、あの最強チームを3失点で抑え込んだ。のちに横浜ナインも「選抜で対戦した投手で一番よかったのは村田」とほめそやしている。しかし、その対戦で松坂(西武)の投球を見て、投手としての道をあきらめたのは有名な話である。
【巨人 村田修一】ピッチャーだった東福岡高校時代 ピッチングのテンポが早っ! – YouTube
香月良太(柳川→近鉄)
九州のドクターKと呼ばれた剛腕の実力は伊達ではなかった。選抜では重い球質のストレートとカーブをコーナーに投げ分け、ベスト8進出。東海大仰星、広陵を力で圧倒した。準々決勝で智辯和歌山に敗れることになったが、大会を通じて一番智辯打線を抑えこんだのが、この香月であった。
夏はさらに、ナックルという新たな武器も携えて連続出場。2回戦では浦和学院・坂元(ヤクルト)との投げ合いを制し、選抜に続いて8強に進んだ。最後は再び智辯和歌山の強打の前に散ったが、指のまめがつぶれるというアクシデントがなければ勝っていたのでは…と今でも思ってしまう。
【剛腕 香月 対 智弁和歌山】2000年春 準々決勝 智弁和歌山 対 柳川 高校野球 – YouTube
下野輝章(東福岡)
秋の九州大会、神宮大会を圧倒的な強さで制し、2001年選抜の優勝候補最右翼として臨んだ東福岡。その絶対的エースとしてチームを牽引したのが下野輝章だった。躍動感のあるフォーム、いかにもスタミナがありそうな体つきから繰り出す球威のあるボールと自在なコントロールで広陵、日大三という強豪校のスラッガーたちを牛耳った。
準々決勝で惜しくも優勝した常総学院に惜敗したが、この試合で史上初の3試合連続ホームランを記録。神宮で12-3と圧倒した相手にリベンジを許したが、のちに常総の選手たちが「東福岡に勝ってからは優勝するしかないと思った」と言ったように、王者を最も恐れさせたのが、東福岡であり、そのエース下野の存在であった。
東福岡 吉村裕基 最終打席は本塁死で回ってこず常総に敗退 2001年高校野球 – YouTube
佐伯尚治(九産大九州)
本命と言われた東福岡が準々決勝で敗れた波乱の福岡大会を制した、九産大九州。エースとしてチームを牽引したのが技巧派右腕・佐伯であった。右サイドから繰り出す7色の変化球を武器に、相手打者に的を絞らせない投球が光った。初戦は弥冨打線を2失点に封じ込めて完投。チームに甲子園初勝利をもたらした。2回戦で松山商に敗れたものの、佐伯はその後社会人野球に進んで長く活躍を見せた。
[プロ 野球 ハイライト] 【熱闘甲子園】 2001 第83回 九産大九州VS弥富 – YouTube
松本望(福岡工大城東)
h九州大会8強ながら逆転選出され、2002年の選抜大会の裏の優勝候補と言われた福岡工大城東。その原動力となったのが、好投手・松本の存在であった。右サイドから繰り出すスライダーはとにかく切れ味抜群。狙っていてもバットが届かない必殺のウイニングショットであった。初戦の宇都宮工戦では序盤につかまって5失点したものの、結局16三振を奪ってサヨナラ勝ちを演出。チームに選抜初勝利をもたらした。
しかし、続く2回戦は明徳義塾に2-7と完敗。左の好打者を上位に並べる打線が、打席ぎりぎりにたってスライダーを投げにくくし、甘く入ったストレートを狙われた。夏に全国制覇に輝く強力チームのしたたかさの前に散った。
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