今井達也(作新学院)
【甲子園戦績】
3年夏 〇3-0 尽誠学園
〇6-2 花咲徳栄
〇3-1 木更津総合
〇10-2 明徳義塾
〇7-1 北海
最後の夏に彗星のごとく現れた150キロ右腕。あれよあれよという間に甲子園で優勝投手となった。これだけの逸材がよくもまあ全国で騒がれずに最後まで身を潜めてたといえようが、それだけ高校生の成長スピードとは計り知れないものがあるのだろう。
春先まではリリースが定まらずコントロールが不安定。公式戦にもほとんど登板せず、4番の入江、左腕宇賀神の後塵を拝していた。しかし、夏を前にして急成長。特にアウトコースのコントロールを身に着けたことで投球に安定感が出て、栃木大会6連覇を達成。リベンジに燃える文星芸大付や国学院栃木を退けた。
甲子園では圧巻の投球を披露。特に初戦の尽誠学園戦は立ち上がりから150キロを連発。柔らかく無理のないフォームから繰り出されるアウトローのストレートに選抜準Vの高松商を下した尽誠の強力打線も手が出ない。これに手元で変化するカットボール・スライダー・フォークボールも交える投球。13奪三振を奪って完封勝利を果たした。
その後も花咲徳栄の高橋や木更津総合の早川との好投手対決を制し、結局5試合ともほぼワンサイドの展開で勝ち切った。その中で連投になりつつも切れのあるフォークボールやインサイドのスライダーを駆使し、真っすぐが走らないときも抑え込める投球を展開。クレバーな一面も見せた。
大会前BIG3と呼ばれた投手たちに一気に肩を並べた逸材。卒業後のU-18の試合でもエース格で活躍。大学生相手にも好投を見せた。先輩の江川以来久々に登場した作新学院の剛腕。プロの世界でさらにはばたくことができるか。
選手のその後
西武ライオンズからドラフト1位指名。
2020年は勝ち星が負け星を上回る活躍に期待です。
西武のエースは今井と言われる活躍がみたいです。
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