【好投手列伝】宮崎県篇記憶に残る平成の名投手 2/2 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
黒木知宏(延岡学園→ロッテ)
1991年夏の甲子園に13年ぶりの出場を果たした延岡学園。のちにロッテのエースとして活躍する「ジョニー黒木」こと黒木知宏が甲子園のマウンドに上がった。相手はこちらものちにプロ入りする好左腕・井出元(中日)擁する四日市工と対戦。前評判では不利な中、終盤まで4-3とリードを奪うも、8回裏に5点を奪われ、逆転負け。しかし、当時から気迫のこもった投球でチームを鼓舞し続けた。
延岡学園 対 四日市工③(1991年選手権) – YouTube
矢野修平(高鍋→広島)
数々の好投手が登場した第70回選抜大会。ハイレベルな大会にあって、九州を代表する速球派として登場したのが、伝統校・高鍋のエース矢野であった。140キロ台をマークした伸びのある速球を武器に関西学生、広島商とこちらも伝統校を相手に粘りの投球を展開。終盤に打線の援護で逆転し、見事ベスト8まで勝ち進んだ。最後は館山(ヤクルト)擁する日大藤沢にサヨナラ弾で敗れたが、古豪復活を果たした春となった。
[プロ 野球 ハイライト] 【球春選抜甲子園】1998高鍋VS広島商 – YouTube
春永利治(日南学園)
2年夏、3年春と2季連続で甲子園出場を果たした日南学園のエース。特に3年の選抜は、神宮王者として登場し、優勝候補のエースとして注目を浴びた。左手を高々と上げる独特のフォームから繰り出す伸びのある速球で、1,2回戦と好投を披露。好左腕・川原を擁する峰山戦は延長10回1失点完投、こちらも好左腕・高木(近鉄)を擁する静岡戦はわずか2安打で完封を成し遂げた。
しかし、準々決勝は強打の今治西を相手に序盤から制球が定まらずにまさかの8失点。打線の援護もむなしくベスト8で敗れ、志半ばで甲子園を去った。
⚾【平成10年】1998.熱闘第2話 愛工大名電 vs 日南学園【高校野球】 – YouTube
安田良平(都城)
1999年夏の大会の第7ブロックは、選抜王者・沖縄尚学や好投手・上野(広島)擁する樟南といった九州の強豪が集った。そんな中にあって存在感を放ったのが、エース安田を擁する都城。右サイドから繰り出す140キロ台のストレートを武器に、初戦は四日市工と対戦。同年秋に神宮大会で優勝するメンバーをそろえたチームを相手に終盤に逆転し、まずは初戦を突破。
続く2回戦は選抜で沖縄勢初優勝を飾った沖縄尚学が相手だったが、安田が球威十分のストレートを武器にわずか3安打で完封。見事な番狂わせを成し遂げた。3回戦では上野との投げ合いに敗れたが、1-2と接戦を演出。伝統校のエースが強豪を相手に渡り合った姿が印象的であった。
寺原隼人(日南学園→ダイエー)
21世紀最初の夏の甲子園に登場した速球王。大会前から松坂大輔(西武)のスピード記録を抜くと公言してはばからなかった男は初戦の四日市工戦で151キロをマークしてまずタイ記録を達成すると、2回戦の玉野光南戦でついに154キロをマーク。2007年に佐藤由(仙台育英)に破られるまで、スピード記録No.1であり続けた。
しかし、スピードにこだわった影響と疲れで徐々にフォームにも影響が。最後は準々決勝でその松坂の母校の横浜に2-4と惜敗し、もう一つの目標だった全国制覇には手が届かなかった。
[プロ 野球 ハイライト] 【熱闘甲子園】ソフトバンク寺原隼人 2001 日南学園VS四日市工 – YouTube
諏訪日光(都城泉ヶ丘)
21世紀枠での出場で藤岡(ロッテ)擁する桐生第一を相手に大金星を挙げた立役者。左サイドから繰り出す切れのあるストレートとスライダーを武器に左打者が多く並ぶ桐生第一打線を牛耳り、わずか2安打に封じ込めた。打線が2本のスクイズで挙げた得点を守り切り、2-0での完封勝利を達成。2007年大会における痛快な番狂わせであった
第79回選抜高校野球大会 1回戦 都城泉ヶ丘 対 桐生第一 1/5 – YouTube
こうしてみると、6人中3人が四日市工と対戦していますね!宮崎県勢と四日市工は縁があるようです。
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