2026年春の選抜甲子園大会前ブロック別予想(後半)

2026年

Eブロック

勝ち抜き予想:神戸国際大付

神宮ファイナリストの2校を中心に実力校4つが顔をそろえたブロック

北照専大松戸は、守りの北照vs強打の専大松戸という形になるだろう。北照の右腕・島田は相手打者を見ながら打たせて取るのがうまく、試合終盤に向かうにつれて攻略が困難になる。これに対し、4番吉岡を中心に特に上位陣が強力な専大松戸打線は、リズムに乗る前に失投をとらえたいところ。一方、専大松戸の投手陣は、左腕・小林と右腕・門倉の両輪。どちらが先発しても継投を視野にいれた起用になりそう。北照としては、2番森、3番畠山の上位打線でできれば初回に先制点を奪ってリズムに乗りたい。勝敗の分かれ目はやはり、島田の投球の結果によりそうだ。

神戸国際大付九州国際大付は、神宮決勝の再戦に。初戦で実現するのは2003年の中京vs延岡学園以来になる。その決勝では、九国が11-1と大勝を収めたが、メンバー変更の件などもあり、そう大きな力の開きはないだろう。九国の大型左腕・岩見を一度神国の打線が見ているのも大きい。ただ、九国打線が強力なのは事実であり、エース左腕・秋田を中心に質量ともに豊富な神国の投手陣がどう対策していくかは重要だ。左右2人ずつの計4人の力のある投手がいるだけに、相性のよさそうな投手からぶつけていく必要があるだろう。今回は、4-5点を争う好勝負になりそうな予感だ。

Fブロック

勝ち抜き予想:山梨学院

令和に入って複数回の甲子園出場のある4チームが集結。山梨学院を残り3チームが追う展開だが、かなりタフなブロックと言える。

近江大垣日大は、2023年の選手権以来の対戦となる。近江の軸は最速148キロを誇る右スリークオーターの上田。ややボールがシュート回転することもあるが、この手の投手は一度はまると手が付けられなくなる。特に右打者にとっては攻略は容易ではないだろう。大垣日大のスタメンには左打者5人が入るだけに、入ってくるボールをどうとらえるかがカギ。またキレのあるボールを投じる左腕・竹岡に対し、タレント揃いの近江打線が何点取るかも見もの。手元で差し込まれる速球に対し、コンパクトなスイングで攻略できるか。今回は総合力でわずかに近江に分がありそうか。

山梨学院長崎日大もまた1回戦では屈指の好カード。ともに昨秋は神宮王者の九国に1点差の好勝負を演じている。山梨学院の中心となるのは、高校球界屈指の剛腕・菰田。角度のある速球は、来ると分かっていてもそう簡単には打てない。コンディションの面でやや不安を抱える可能性はあるだけに、1番太田・2番鶴山のしぶといコンビが初回から粘って球数を投げさせたい。一方、好球とわかればどんどん振ってくる山梨学院打線に対し、長崎日大の長身右腕・古賀が落ちるボールをどう配球してくるか。古賀の投球次第では、山梨学院有利の下馬評が覆る可能性がある。

Gブロック

勝ち抜き予想:高川学園

いずれも、投打で個性を持った「しぶい」4チームのブロックといったところか、案外こういうところを勝ち上がったチームが、そのままするするっと上位に行く大会も何度となくあった。

東北帝京長岡は、伝統校vs初出場校の顔合わせに。帝京長岡の新2年生左腕・工藤は右打者のインコースを突くクロスファイヤーが持ち味。秋は強気の投球が功を奏して一気に北信越の頂点まで駆け上がった。東北打線は1番松本を筆頭に機動力に優れており、塁上からの圧力に負けずにいつもの自分の投球ができるかがカギ。また、東北の投手陣は秋は中心となる投手が定まらなかっただけに冬場を超えて誰が台頭してきているか。打線も下級生主体の帝京長岡だが、こちらも勢いに乗った時は怖い打線だ。機動力を含めた攻撃では東北、守備力では帝京長岡に分があるか。自分たちの良さを出せた方が勝利に近づくだろう。

高川学園英明は、好投手対決に。高川学園のエース木下は昨夏も甲子園で力投を見せた本格派右腕。140キロ台の速球とスライダーで三振を奪う本格派右腕であり、力の投球に期待がかかる。一方、英明の左腕・富岡はタフレスさが武器の好左腕。制球力に優れており、自分のリズムに引き込んで淡々と打ち取るタイプだ。ともに打線は機動力を含めたつながりの良さがあり、相手エースをどう攻略するかがカギ。左右の好投手に対して、序盤から揺さぶりあいが始まりそうだ。

Hブロック

勝ち抜き予想:大阪桐蔭

投打にバランスの取れた4チームが揃った印象。大阪桐蔭が少し抜けている感はあるが、実力伯仲の好勝負が展開されそうだ。

三重佐野日大は、下馬評ではそこまで名前は上がっていないが、実力上位に位置するであろう2校だ。佐野日大のエース鈴木は制球力に長けた好投手だが、昨秋の東海大会で聖隷クリストファーの好左腕・高部をあっという間に攻略した三重打線は強力だ。隙を見せると、一気に畳みかけてくるだけにしっかり自分の間合いで勝負できる投球をしたい。三重の投手陣は県大会準決勝まで無失点と、左腕・吉井を中心に安定感が光り、佐野日大打線としては足を絡めた多彩な攻撃でリズムに乗せないことが肝要だろう。点の取り合いだと三重にやや分があるだけに、佐野日大としては4-5点までの勝負に抑えたいか。

1回戦のトリを飾るカードは、大阪桐蔭熊本工という伝統校同士の顔合わせとなった。大阪桐蔭は、今年も投手力が充実。球威十分のエース吉岡と大型左腕・川本のコンビはそうそう簡単には攻略できないだろう。熊本工打線は3番山口を中心にここ一番の集中打が持ち味。小差で後半勝負に持ち込む展開にしたいところだ。そのためには、秋にエース格だった右腕・堤の好投は絶対条件。1番藤田をはじめとして本格派投手の攻略に自信を持つ桐蔭打線に対し、技巧色のある投球でかわしたいところ。タレントという意味ではどうしたって桐蔭が有利になるが、3-4点の勝負になれば熊工の良さが出てきそうだ。

 

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