強打のチームとして知られる日大三高。2001年に全国制覇し、何度も上位に進出しているが、その中でも2010年春から2011年夏にかけての勝ちっぷりは素晴らしかった。山崎(オリックス)、吉沢、横尾(日本ハム)、高山(阪神)、畔上ら強打者たちが大暴れして準優勝・ベスト4・優勝とその間13勝2敗。圧倒的だった。その始めの1戦の山形中央戦で登場したのがこの曲。前年秋の東京都ベスト4ながら、勝した帝京と5-4と互角に渡り合い、逆転で選抜大会に選出された。
初戦の山形中央戦の相手マウンドには当時2年生の横山(阪神)。伸びのあるストレートが武器の好投手だったが、日大三打線が襲い掛かる。2点の先行を許すも平岩、吉沢の2ランなどでCOME ON!!のリズムに乗っかり瞬く間に引き離す。終わってみれば14-4の大勝で2年にわたる華々しい快進撃の幕が開けた。
そして、この衝撃が残ったのか山形中央もこの演奏曲をその後の甲子園でも使用。よくあることだが、甲子園で自分たちが敗れた相手の応援曲をのちの甲子園で使用するパターンはよくある。山形中央もその後、石川直也(日本ハム)らを擁して2013年春、2014年夏に勝利を挙げた。今後のさらなる躍進が期待される。
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