【好投手列伝】高知県篇記憶に残る平成の名投手 2/3

平成の名投手

【好投手列伝】高知県篇記憶に残る平成の名投手 1/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

【好投手列伝】高知県篇記憶に残る平成の名投手 3/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

三木田敬二(明徳義塾)

明徳義塾のエースとして3季連続で甲子園のマウンドを踏んだ実力派投手だ。2年夏は長崎日大戦でサヨナラ暴投という悔しい経験をしたが、冬場の鍛錬で選抜ではエースナンバーを獲得。優勝候補の上宮太子戦では好投手・亀井(巨人)を相手に9安打3失点で完投し、2回戦では神宮王者の四日市工にも勝利してベスト8に勝ち進んだ。

3年夏は県大会決勝での土佐との決勝を劇的な逆転勝ちで制して、3年連続の出場権を獲得。初戦は、スラッガー畠山(ヤクルト)を擁する専大北上をわずか2安打に封じた。伸びのある速球に多彩な変化球を織り交ぜ、的を絞らせない投球を見せた。最後の夏に集大成ともいえるピッチングを見せた。

激戦ブロック 2000年夏 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

[Baseball Highlights] 2000【YS畠山】明徳義塾vs専大北上 – YouTube

増田陽紀(明徳義塾)

1年秋から明徳のマウンドを守った技巧派左腕。同学年の三木田とともに左右2枚看板を形成したが、先に台頭したのは増田の方だった。1年秋の四国大会では準決勝で翌年の選抜で4強入りする今治西打線を2失点で完投、決勝では鳴門工のエース渡辺(阪神)に投げ勝って4安打完封とまさに大車輪の活躍を見せた。

最終学年になると、三木田の台頭もあってリリーフに回ることが増えたが、ここでも増田はしっかり結果を残す。2000年の選抜2回戦では神宮大会を制覇した四日市工打線に三木田がつかまったが、後を受けた増田が好投。左腕から繰り出す切れのある変化球を低めに集め、強力打線を鎮火させた。1999年から2000年の明徳のブルペンを支えた実力者であった。

田辺佑介(明徳義塾)

3季連続の甲子園で明徳義塾に念願の甲子園優勝をもたらしたエース。2年時からコントロールには定評があり、左上で下げて振りかぶらない独特のフォームから安定してアウトローにボールを集めた。3度の甲子園で計11試合に登板したが、打ち込まれたのは3年夏の3回戦の常総学院戦のみ。筧(オリックス)との息の合ったバッテリーが明徳初優勝の原動力であった。

また、打撃でも非凡さを見せ、準々決勝では広陵の2年生エース西村(巨人)からタイムリー、決勝では初ホームランも放つなど、投打にわたってチームを勝利に導いた。

2002【熱闘】明徳義塾vs広陵 – YouTube

鶴川将吾(明徳義塾)

1年夏から甲子園のマウンドを経験し、主砲・梅田とともに5季連続の甲子園出場を果たした。下級生時から変化球の精度が高く、ストレートも140キロ台をマーク。常連校のエースとしてチームを牽引した。体重が増えにくく、球威が上がらない悩みもあったが、低めに突き刺すようなコントロールは絶品で多くの見逃し三振を奪った。

激戦ブロック 2003年夏 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2003年春3回戦 横浜vs明徳義塾 2/26 – YouTube

松下建太(明徳義塾)

現役プロ&メジャー 甲子園出場写真カタログ 四国編 - 野球:週刊 ...

2004年春夏とエース鶴川と2枚看板を形成した右サイド右腕。サイドからだが、キレも球威もあるストレートで打者のバットを押し込む投球が光り、投球内容は本格派と言ってもいいものだった。3年夏は絶対的エースとして決勝で高知・二神(阪神)との投げ合いを制して、甲子園出場。不祥事による出場辞退に泣いたが、最後まで夏に負けない明徳の伝統を守り通した。甲子園で対戦するはずだった日大三打線を相手に投げる姿を見てみたかった。

熱闘甲子園 2004涌井秀章 横浜VS明徳義塾 – YouTube

森沢祐太(室戸)

21世紀枠として出場し、初戦でV候補の報徳学園を下す大番狂わせを演じたエースで4番。身長こそ叩くないものの、がっちりとした体格から繰り出す球威のあるストレートを前に報徳の好打者たちがことごとく打ち取られた。終盤に1点を返されたものの、強力打線をわずか5安打に抑えて完投した。2回戦では伝統校・宇部商も1失点完投で下し、8強入り。それにしても四国からの初出場校は侮れないチームが実に多い。

2007年 選抜高校野球大会 室戸(高知)-報徳学園・宇部商・熊本工 – YouTube

南野悠介(明徳義塾)

明徳義塾を2004年夏以来久々の甲子園に導いた技巧派左腕。秋の四国大会を制すると、甲子園でも関東一、中京大中京と強豪校を倒して2勝を挙げた。驚くようなボールはないものの、内外、高低、緩急を使った投球が光り、強打者の懐をつく大胆さも光った。3回戦で優勝した沖縄尚学の東浜(ソフトバンク)に投げ負けたが、3試合で失って点は6点。エースとしての役割は十二分に果たした。

圧巻!東浜巨 沖縄尚学×明徳義塾 2008年 春のセンバツ 高校野球 – YouTube

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