【甲子園戦績】
3年春
〇1-0 県岐阜商
●1-2 明豊
好投手・小園と黄金バッテリーを形成していたプロ注目の捕手。インサイドワーク、強肩、フィールディングなど捕手としての能力を五角形にしたら全項目ほぼ満点に近いだろう。小園の持ち味であるカットボール、ツーシームをうまく活用し、相手のバットの芯を外す投球は実にうまかった。高校時代からハイレベルな投手と組んでいた経験は必ず上の舞台でも活きるだろう。
また、現代のプロ野球で需要の高い「打てる捕手」である点も大きな魅力。恵まれた体格から繰り出す長打が魅力だが、松川の長所はチャンスでの勝負強さとミート率の高さも兼ね備える点だ。
今年の市立和歌山打線において松川へのマークは非常に厳しいものになったが、チャンスの場面でことごとく結果を残し続けたのはポイントが高いだろう。また、打ち取られた当たりもいい当たりが多く、長距離打者にありがちなもろさはなく、柔らかく対応する技術がある。プロの舞台でもあまり時間がかからずに一軍に現れるのではないだろうか。
最後に、プロの舞台では小園と同球団でバッテリーを組むのか、あるいは敵チーム同士でマウンドとバッターボックスで向かい合うのかも、今から非常に楽しみである。
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