大会No.1投手(1996年夏) 斎藤義典(前橋工)

1996年

前年の選抜で8強入りを経験した前橋工・斎藤義典が最後の夏に関東屈指の左腕として甲子園に戻ってきた。初戦となった2回戦は前原・金城との投げ合いを1-0のサヨナラ勝ちで制すると、3回戦では昨夏の準V左腕の星稜・山本(近鉄)を打ち崩した金沢の強力打線に2桁安打を浴びながらも要所を締め、4-3とこれまた僅差で8強入りを決めた。

 

最速140キロを超える速球と大きく縦に割れるカーブもさることながら、ピッチングのクレバーさが光った。準々決勝で対峙した海星戦は2回戦で逆転サヨナラ弾を放った2年生スラッガー稲垣に対して内角を執拗に意識させ、相手の打撃を崩すことで海星打線を寸断することに成功、8回裏に2本のスクイズで奪った2点を守り切り、3試合連続の1点差勝利で名門を初の4強入りに導いた。

近鉄からの指名があるも、怪我の影響もあって断ったが、その後も社会人野球で活躍した。

【好投手列伝】群馬県篇記憶に残る平成の名投手 1/2 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

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