大会No.1投手(2014年選抜) 田嶋大樹(佐野日大)

2014年

関東No.1左腕と評判だった田嶋の実力はやはり伊達ではなかった。甲子園初戦ではくせ者の鎮西を相手に12三振を奪って完封勝ち。左スリークオーターから繰り出す140キロ台のストレートと切れ味抜群のスライダーはともに一級品。肘の使い方が柔らかく、ボールを前で話せるため、球速以上にキレのあるボールで打者を苦しめた。

2回戦では岡本(巨人)を擁する智弁学園に、準々決勝では岸潤一郎(西武)がエースの明徳義塾を相手に延長の末に接戦で勝利。ともに集中打を浴びて失点は喫したものの、強打者たちを相手に臆することなく投げ込み、ほとんどの時間帯で試合を支配していたのは田嶋であった。準決勝は優勝した龍谷大平安に敗れたものの、その実力を存分に示した大会となった。

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