東海大四を初の決勝進出に導いた立役者。前年の夏のエース西嶋から受け継いだスローボールが話題となったが、ストレートと多彩な変化球をコーナーに投げ分ける制球力が好投の要因であった。ストレートについては球威より伸びで相手を抑えるタイプ。細身な体ながらけれんみのない投球で、効率よく打たせて取った。
甲子園本番では初戦が豊橋工、2回戦が松山東とともに21世紀枠が相手。やりにくさもあった中で、落ち着いたピッチングを展開し、ベスト8まで勝ち上がった。準々決勝、準決勝は健大高崎、浦和学院とともに関東勢が相手。それまで東海大四は全国大会で関東勢を相手に8連敗と苦戦していたが、大沢が伸びのあるストレートを武器に相手打線を抑えこんだ。
特に、準決勝の浦和学院は前年秋の神宮で0-10と屈辱のコールド負けを喫した相手。森監督をして「昨年とは別人」と言わしめ、9安打を浴びながらも1失点で完投した。夏は準決勝で北照に3ホームランを浴びて敗れたが、それでも選抜でも彼の好投は色あせるものではなく、北海道の高校野球の歴史に新たな1ページを刻み込んだ。
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