大会4日目第3試合
作新学院
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
3 | 0 | 2 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 9 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
帝京第五
作新学院 大関→篠原
帝京第五 岡元→佐藤
作新学院が昨夏優勝校の実力をいかんなく発揮して初戦を突破した。
試合
帝京第五の先発は小柄ながら力のあるストレートが武器の左腕・岡元。その左腕にいきなり作新打線が襲い掛かった。初回、昨夏の優勝メンバーの鈴木がいきなりヒットで出塁すると、強気の小針野球はもちろん強行策。2番添田はセカンドライナーダブルプレーに終わるが、それでもお構いなしに攻め続ける。3番池沢が四球で歩くと、4番中島、5番相原、6番加藤と3者連続のタイムリー。高めに浮いたボールを逃さずたたいた。
スイングに迷いがなく、常に先手を取って攻める。昨夏の甲子園で優勝した時の野球が今年のチームにもしっかり受け継がれていた。
作新学院の先発の大関は昨年の今井達也(西武)ほどの球速はないが、低めに変化球を丁寧に集め、帝京第五の反撃を封じた。2回にはスクイズを見破るなどバッテリーの冷静さも光った。結局5イニングで三者凡退に仕留め、安定感抜群の投球内容。次戦からにも期待が持てる内容だった。
結果、大敗に終わった帝京第五だったが、48年ぶりの出場で9回に1得点を刻むなど確かな足跡を残した。昨秋から磨き上げてきた選球眼の良さや冬場を越せての打線のパワーアップなど成長の跡の見られた戦いぶりだった。
帝京高校時代に選抜で準優勝経験のある小林監督(ロッテ)に率いられ、確実に一歩前へと踏み出した選抜大会。ここ最近低迷する愛媛県の起爆剤になりたいところだ。
まとめ
作新学院は次戦は秀岳館と対戦。投打ともパワフルな相手で、攻撃的な野球をするところは共通している序盤から主導権を奪い合う激しい攻防になりそうで、レベルの高い戦いが期待される。
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