2021年選手権2回戦予想 沖縄尚学vs盛岡大付

2021年

2021年選手権2回戦

沖縄尚学vs盛岡大付

51%    49%

〇8-0  阿南光 〇7-0  鹿島学園

 

初戦はともに大差で完封勝ちを果たした常連校同士の対戦。持ち味の異なる強豪校同士の楽しみなマッチアップだ。

 

沖縄尚学は初戦はエース當山が2安打で完封。阿南光の攻撃を9回27人で退ける圧巻の投球であった。キレのあるストレート、低めのコーナーを突く変化球ともにまともにとらえられる場面はほとんどなく、何よりゆったりした投球フォームとともに堂々とした落ち着きを感じさせた。県大会で無安打無得点を達成した右腕・美里も控えており、盤石の投手陣を形成する。

これに対して盛岡大付は上位打線を中心に破壊力満点の攻撃陣を形成。特に上位打者はその体格、スイングの迫力ともに今大会でも屈指の打線である。また、初戦で鹿島学園・薮野の手元で動くボールを中盤以降とらえたように対応力も高い。當山のスピード以上にキレのあるストレートに対して、どう対応してくるか非常に楽しみだ。

 

一方、盛岡大付のエース渡辺は典型的な軟投派の好右腕。コントロール、内外の出し入れ、緩急で抑えられるというお手本のような投球で初戦は完封勝利を挙げた。ただ、2回戦の沖縄尚学打線は機動力、しつこさ、長打力を兼ね備えた厄介な打線。相手のスピード感あふれる攻撃に振り回されずに自分の投球を継続できるかが大事になってくる。

対する沖縄尚学打線は上記の通り、非常に相手投手にとって嫌な攻撃のできる打線だ。対戦した阿南光・森山が8回で179球を擁したように、選球眼良くボールを見極め、甘いボールはシャープな打撃でとらえて野手の間を抜いてくる。また、塁に出るとセーフティバントなど機動力も絡めてそつなく得点を挙げることができるという、まさに理想の打線だ。仲宗根、知念ら主力にもヒットが出ており、好調を維持している。

 

初戦は完封した盛岡大付・渡辺だが、沖縄尚学打線の実力を考えると次戦はある程度の失点は覚悟しなくてはならないだろう。となると、カギは盛岡大付打線が沖縄尚学投手陣を攻略できるかの1点にかかってくる。打撃戦ならば盛岡大付、それ以外の展開ならば沖縄尚学が有利か。

 

主なOB

沖縄尚学…安仁屋宗八(広島)、比嘉寿(広島)、東浜巨(ソフトバンク)、嶺井博希(DeNA)、與座海人(西武)

盛岡大付…小石澤浄孝(西武)、三浦翔太(ソフトバンク)、伊東昴大(広島)、松本裕樹(ソフトバンク)、杉山晃基(ヤクルト)

 

沖縄  岩手

春  0勝  0勝

夏  1勝  0勝

計  1勝     0勝

対戦は夏の第50回大会の1度きり。興南が準々決勝で盛岡一を10-4と圧倒し、沖縄県勢初の4強入りを達成した。興南旋風と呼ばれたこの躍進の中心にいたのが、のちに興南の指揮官として春夏連覇を達成した、当時の主将・我喜屋優であった。非常に久々の両県の対決となるが、どちらが勝利するか。

2021年選手権2回戦 盛岡大付vs沖縄尚学(9日目第4試合) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

コメント

  1. […] 2021年選手権2回戦予想 沖縄尚学vs盛岡大付 – 世界一の甲子園ブログ (kosie… […]

タイトルとURLをコピーしました