【好投手列伝】高知県篇記憶に残る平成の名投手 1/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
【好投手列伝】高知県篇記憶に残る平成の名投手 2/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
公文克彦(高知→日本ハム)
島田監督就任以来なかなか甲子園で勝てなかった高知高校。神宮を制覇した2007年の代、広陵と激闘を演じた2008年の代とどちらも上位まで勝ち進んでもおかしくないチームだった。
そんな中で、2009年に如水館との2度の降雨ノーゲームを超えて勝利をつかんだのが、エース左腕・公文と好捕手・木下(中日)のバッテリー。投球時に首を振る独特のフォームから繰り出すストレートは威力があり、3試合目の晴天のマウンドでようやく本領を発揮。しっかり踏ん張って投げるストレートで強打の如水館打線から14三振を奪い、念願の勝利を手にした。
激戦ブロック 2009年夏 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
高知高校 公文投手 14奪三振(91回選手権・如水館戦) – YouTube
坂本優太(高知)
高知高校が久々にベスト4まで勝ち進んだ2013年の選抜大会。その原動力となったのが、2年生右腕・酒井から3年生エース坂本への必勝パターンであった。特に2年生時から甲子園のマウンドを経験した坂本の安定感は素晴らしく、先発・酒井の伸びのあるストレートから坂本のチェンジアップ主体の投球への切り替わりは相手打線を惑わせた。
甲子園では、好左腕・児山(ヤクルト)を擁した関西、強打の常葉菊川、スラッガー上林(ソフトバンク)を擁した仙台育英と次々に強敵にぶつかったが、3試合で失った点数はわずか2点。最後は済美との四国対決に敗れたものの、高知高校が大きな手ごたえをつかんだ大会となった。
高知vs明徳義塾 2012 高知決勝 1/2 – YouTube
岸潤一郎(明徳義塾→西武)
1年夏から計4度甲子園の舞台を踏んだ、「甲子園の申し子」。投手として2012年夏のマウンドに立ち、優勝した大阪桐蔭打線相手にも好投を見せた。しかし、インサイドを突くことが苦手だったため、一度サイドスローへの転向もするなど工夫を重ね、2013年夏には前年敗れた大阪桐蔭に5-1と見事リベンジを果たした。
最終学園となって迎えた選抜では強打の智辯和歌山と延長15回の激闘を戦い、サヨナラ勝ち。この日の岸の投球が2014年選抜の全投手の全投球の中でベストピッチなのではと思わせる、会心の投球であった。最後の夏は再び大阪桐蔭の牙城の前に力尽きたが、最終回に追撃の2ランを放つなど、最後まで記録より記憶に残る活躍を見せた。現在は西武ライオンズに在籍しており、俊足を活かして一軍の舞台を狙う。
大会ベストナイン(2014年選抜) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
中野恭聖(明徳義塾)
2016年度の明徳義塾のエース右腕。技巧派タイプの投手であり、試合を作る安定感に長けていたが、選抜大会では龍谷大平安の強力打線につかまって3回で8安打3失点で降板してしまう。4番橋本、5番岡田に2者連続弾を浴びるなど、数字以上に圧倒された内容だった。
馬淵監督からも𠮟責され、縦に変化するスライダーんい磨きをかけた夏は順当に8強に進出。迎えた準々決勝では鳴門との四国対決となった。春季四国大会でも対戦し、手の内を知り尽くした相手に対して中野のスライダーがさえわたり、3回戦まで強打を誇った鳴門打線をわずか3安打でシャットアウト。エースの面目躍如の投球を見せた。
2016年 明徳義塾 中野恭聖投手(三年) – YouTube
市川悠太(明徳義塾→ヤクルト)
明徳義塾に初の神宮優勝をもたらした右サイド右腕。投げ方はサイドだが、140キロを超すストレートを持つ本格派であり、高速スライダーとのコンビネーションで相手打者を牛耳った。神宮決勝では創成館打線を完封し、馬淵監督に新たなタイトルをもたらした。
V候補として臨んだ選抜は初戦で中央学院を相手に終盤に4失点で逆転されるも、9回裏に4番谷合のサヨナラ3ランで劇的なサヨナラ勝ち。しかし、続く3回戦では日本航空石川の3番原田にサヨナラ3ランを被弾し、「サヨナラホームランに笑ってサヨナラホームランに泣く」選抜大会となった。
コメント
[…] […]
[…] […]
[…] […]