【甲子園戦績】
3年春
〇2-0 八戸学院光星
●2-12 東邦
広陵時代から実力を高く評価されていた本格派右腕が地元・広島のドラフト指名を受けた。2019年選抜では、エースとしてチームを牽引。初戦は武岡(ヤクルト)、近藤を中心に強打を誇る八戸学院光星が相手だったが、150キロを記録した速球にスライダー、カットボールを交え、わずか3安打で完封して見せた。夏の大会で猛威を振るったこの年の光星打線だったが、ここまで抑え込めたのは河野一人だっただろう。
その後は、社会人の強豪・大阪ガスに進み、日本選手権ではMVPも獲得。着実に実力を高め、プロ指名を受けるまでになった。小柄な体格ながら、ストレートの球威は一級品であり、打者のバットを押し込む「圧」を持っている。若く活きのいい投手が多い広島カープにあって、先発ローテーションの枠をつかむことができるか、今から楽しみな投手だ。
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