大会No.1投手(1977年選抜) 山口哲治(智辯学園)

1977年

通算勝利数1位の高嶋監督が智辯学園の監督だった時代に甲子園4強へと導いたのが智辯学園の剛腕・山口哲治だった。8強入りした前年の選抜に続き、2年連続で出場した第49回大会では初戦から土浦日大、銚子商、早稲田実と関東勢を3タテ。140キロ台の剛速球と2種類のカーブを武器に相手打線をほとんど寄せ付けず、チームを初の4強入りに導いた。

準決勝では箕島の巧みなバント攻撃の前に2失点し、左腕・東との好投手対決に敗れた。しかし、その投球は鮮烈な印象を残すとともに、のちの最多勝監督に貴重な甲子園で勝ち上がる経験を残すこととなった。

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