2年生ながら圧巻の投球で高校野球ファンを沸かせたのが、京都国際の左腕・森下であった。初戦は2013年の優勝校・前橋育英が相手だったが、右腕・外丸との投げ合いを1-0で制し、完封勝ち。女房役の中川(阪神)のホームランで挙げた1点を守り切った。左打者のアウトコースに逃げるスライダーは威力十分であり、きれのある速球との組み合わせで左の好打者が並ぶ前橋育英の中軸を封じ込めた。
続く二松学舎大付戦でも速球とスライダー、そしてタイミングを外すチェンジアップで好投を見せた。9回裏にまさかの同点3ランを被弾したが、この日はバットでも本領を発揮。同点ホームランに延長10回の勝ち越し打とともに逆方向への打撃で得点を挙げた。しなやかで無理のないフォームからキレのあるボールを投じるタイプであり、今後体がさらにできてくれば上の舞台でも活躍が期待できる左腕なのは間違いないだろう。
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