独断と偏見で選ぶ、2022年選抜にベスト8へ進めなかったイチオシの好チーム 

2022年

木更津総合(千葉)

1 越井 10 金綱
2 中西 11 金本
3 芦川 12 白木
4 朝倉 13 植木
5 菊地 14 毛利
6 15 細野
7 三富 16 渡辺
8 山田 17 須永
9 水野 18 大久保

連続タイブレーク戦い抜いた関東の強豪

名将・五島監督が就任して以来、着実に千葉県内で力をつけてきた木更津総合。2003年のエース小泉にはじまり、2008年の田中・淡路の2枚看板、2013年の2年生エース千葉、ともにドラフト指名された2016年の早川(楽天)、2017年の山下(ヤクルト)と好投手が目白押しだ。

そして、この年のチームも関東屈指の右腕・越井を擁し、関東大会を勝ち上がってせんばつしゅつじょうを決めた。また、打線は上位にパンチ力のある打者が並び、一発のある1番山田、チャンスに強い中軸の菊池、水野と得点力が高い。常連校として2016年の8強を超す成績が期待された。

1回戦

山梨学院

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2

木更津総合

2022年選抜1回戦 木更津総合vs山梨学院(3日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

【第94回選抜】木更津総合 ー 山梨学院 ハイライト – YouTube

初戦は木更津総合・越井、山梨学院・榎谷の壮絶な投げ合いとなった。抜群の球威で相手を圧倒する越井、キレとコントロールでゴロを打たせる榎谷と、タイプは違えども2人とも完ぺきなピッチングで相手を抑え込んでいく。今大会でもNo.1にあげられる投手戦は、タイブレークに突入。13回裏に1番山田の好走塁でチャンスを広げた木更津総合が最後は押し出しでサヨナラ勝ちを収めた。

 

2回戦

木更津総合

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 2 3
0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 4

金光大阪

2022年選抜2回戦 木更津総合vs金光大阪(7日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

【第94回選抜】金光大阪 ー 木更津総合 ハイライト – YouTube

続く2回戦では越井がまるでキャッチボールでもしているかのようにテンポのいい投球で相手打線を圧倒する。6回に先取点こそ許したものの、その投球内容は圧巻の一言であった。あれだけのテンポで正確に投げ分けていける投手はそうはいないだろう。

ただ、打線が金光大阪・古川のスライダーをとらえきれずに試合は延長戦に突入する。今後の戦いも見据えて越井に代打を送った五島監督だったが、これが最終的には裏目に。2試合連続のタイブレークに突入した試合は、2点を勝ち越した13回裏に、リリーフした投手陣が四死球でランナーをためてしまい、最後はサヨナラ負けを喫してしまった。

2試合連続で劇的な戦いを演じた木更津総合。エース越井の投球はもちろんのこと、延長戦を戦い抜いたタフネスさ、走攻守のレベルの高さも素晴らしく、ベスト8に進んだチームに全く引けを取らない戦いぶりであった。

 

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