2021年選手権3回戦予想 明徳義塾vs松商学園

2021年

2021年選手権3回戦

明徳義塾vs松商学園

51%    49%

〇3-2  県岐阜商     〇17-4  高岡商

〇8-2  明桜

 

試合巧者・明徳と強打の松商学園の戦いとなるが、松商学園は2回戦が不戦勝のためかなりのブランクが空いている。その影響がどう出るか。

 

明徳はエース代木から変則左腕・吉村への継投で2試合を勝ち抜いた。キレのあるストレートとカットボールで攻める代木からクロスファイヤーに角度のある吉村への継投は、同じ左腕でも持ち味が全く異なるため実に効果的だ。2試合とも継投したため、両投手とも球数の心配も少なく、スタミナも万全なのは好材料だ。内外野も堅守を誇っており、守りから崩れる心配は少ない。

一方の松商学園は初戦は上位から下位まで満遍なくヒットを連ねて17安打17得点。特に5安打の3番織茂を中心に3番から6番で12安打を放って相手を圧倒した。強打も軽打もできる厄介な打線であり、打撃技術は相当ハイレベルだ。対明徳ということを考えるとそう多くの得点は望めないが、センターから逆方向の意識で崩していきたいところだ。

 

一方、松商学園は2年生左腕・栗原が7回4失点とまずまずの投球を見せた。キレのある速球と決め球のスライダーで打ち取る好左腕だが、初戦で集中打を浴びたイニングではスライダーを合わせられるとかわす余裕がなくなる場面も見受けられた。巧者・明徳相手にスキは見せられないだけに、次戦への向けてバッテリーで課題を克服していきたい。

対する明徳打線は初戦は本格派左腕、2戦目は本格派右腕とともにうまく攻めて得点を連ねており、機動力も絡めた勝つ確率の高い明徳野球を実践できている。キーマンの1番米崎、3番森松に当たりが出ているのも好材料であり、中盤以降で細かくスキをついて崩していきたい。選抜で1安打完封だれて攻撃力が課題と言われてきたが、森木、風間と大物食いを果たした今は自信を持って試合の臨めるだろう。

 

松商学園としては得意の打撃が活きる展開にして、明徳に点差をつけた展開に持ち込みたいが、試合感覚が空いているため、入りの部分で心配がある。明徳としては普段通りにまずエース代木の投球を堅守で支え、相手のスキを伺う野球を見せたい。

 

主なOB

明徳義塾…町田公二郎(広島)、寺本四郎(ロッテ)、森岡良介(ヤクルト)、伊藤光(DeNA)、岸潤一郎(西武)

松商学園…上田佳範(日本ハム)、辻竜太郎(オリックス)、田中健太郎(巨人)、深江真登(オリックス)、直江大輔(巨人)

 

高知  長野

春  1勝   1勝

夏  2勝   1勝

計     3勝     2勝

対戦成績は高知勢が2勝1敗とリード。1954年の選抜準々決勝では飯田長姫が好左腕・光沢を擁して高知商に2-1と競り勝つと、勢いに乗って選抜を初制覇。今でも長野県勢唯一の選抜制覇の歴史となっている。

一方、1980年夏は高知商と松商学園の伝統校対決が初戦で実現。選抜優勝を果たした「球道くん」こと中西清起(阪神)がエースの高知商が2-0と競り勝ち、初戦突破を果たした。

今回も伝統校同士の対決となるが、結末やいかに…

2021年選手権3回戦 明徳義塾vs松商学園(12日目第2試合) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

コメント

  1. […] […]

タイトルとURLをコピーしました