【甲子園戦績】
2年夏 交流試合
〇4-2 東海大相模
3年春
●6-8 智辯学園
3年夏
〇7-4 東海大菅生
●4-6 近江
北国から常連校の門を叩いた大型左腕が、最後の夏に成長した姿を披露した。関戸との左右2枚看板で臨んだ選抜では初戦で智辯学園と激突。前年秋に敗れた相手とのリベンジマッチだったが、制球に苦しみ、ストレートでカウントを取りに行ったところを相手捕手の植垣で満塁走者一掃打にされてしまった。しかし、夏の大阪大会ではしぶとさを増し、苦しい場面で踏ん張る力をつけて春夏連続出場を決め、再び聖地の舞台に戻ってきた。
初戦の東海大菅生戦では雨が降りしきる難しいコンディションの中での試合となったが、松浦は選抜時よりスピードは抑えていても回転数の多いストレートで菅生打線を翻弄。選抜8強の勝負強い打線がストレートに張っていてもなかなか打ち返せない場面が目立った。また春と違って変化球でもきっちりカウントを整えることができており、脆い姿は完全に消え去っていた。
身体のサイズ感は高校生でもトップクラスであり、150キロ台を計測するストレートの球威・キレはプロの世界でも大きな武器になるはず。まだ細かい課題はあるものの、順調に育っていけば数年後にはローテーションの一角を担っていてもおかしくない逸材だ。
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