【甲子園戦績】
2年夏
〇10-7 作新学院
●3-5 智辯和歌山
3年夏
〇14-4 佐久長聖
〇2-1 九州国際大付
●6-7 近江
2022年世代No.1スラッガーが期待通り、プロ志望届を提出した。2年生時からチームの主軸を担い、攻撃型2番としてチームを牽引。昨夏の甲子園では優勝投手の智辯和歌山・中西から一発を放ち、当時から長打力は図抜けたものがあった。最終学年では主将としてリーダーシップを発揮し、縁あってイチロー氏に指導を受ける幸運にも恵まれた。世界的なレジェンドをして、「ものが違う」と言わしめた浅野の夏の活躍に期待が高まっていった。
その夏は秋春の県王者だった英明を退け、2年連続の香川代表に。迎えた甲子園初戦で浅野のバットがいきなりさく裂した。第3打席でアウトコースのストレートを、浜風をものともせずに右中間スタンドに打ち込む豪快さを披露。4打席目は全球スライダーという極端な攻めに振り舞わされることなく、カウント2-3からのラストボールを今度はレフトスタンドへ放り込んだ。
長打力もさることながら、自分の打てるボールをミスショットすることなく、確実にとらえる打撃はさすがの一言。普段から芯の幅の狭いバットで、バドミントンの羽を打つ練習をしていることもあり、ボールを芯でとらえる技術は卓越したものがあった。
そして、クライマックスは近江のエース山田との注目対決。初回にフォークボールをとらえると、2打席目は140キロ台後半の直球をとらえてバックスクリーンへ同点2ラン。打った瞬間にそれとわかる破格の打球であった。3打席目もツーシームをレフトへ運ぶと、その次の打席では近江バッテリーがついに浅野を敬遠。選抜準優勝バッテリーに白旗を上げさせ、試合には負けたものの、山田との勝負には完全に勝利した。
ミート力と選球眼があり、木製バットにもすぐに対応しそうな強打者。プロの世界での活躍が今から非常に楽しみだ。
【甲子園で3本塁打】真っ直ぐだけに絞った…プロ注目スラッガー・浅野翔吾(高松商)が振り返る夏! – YouTube
2022年選手権準々決勝 近江vs高松商(12日目第2試合) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
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