希望枠ながら初出場で決勝まで進出した大垣日大の立役者。伸びのある真っすぐと必殺のスライダーを武器に、関西や帝京など強豪校をきりきり舞いさせた。箕浦との息の合ったコンビネーションは抜群であり、決勝では常葉菊川に敗れたものの、前年の選抜で4強入りした岐阜城北に続き、2年連続で岐阜県勢が上位進出。岐阜復活の流れを印象付けた。
投げるボールもさることながら、森田の長所はそのクレバーさ。前年秋の東海大会で常葉菊川と対戦し、試合中盤から打者が森田のスライダー対策として打席の立ち位置を後ろにしてスライダーを振らないことによって調子を狂わせた。迎えた選抜では打者をよく観察し、スライダーを振らないと見るやカウント球に変えるなど、しっかりと成長した姿を印象付けた。夏はストレートのMAXも146キロをマーク。準々決勝で三度常葉菊川に敗れたが、2007年を代表する好投手であった。
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