前橋育英が高橋光(西武)の好投で初出場初優勝を飾った2013年夏の甲子園だが、投手としての総合力No.1は常総学院の飯田を推したい。左肩の開きを抑えた投球フォームから右打者のインサイドを正確に突き、ストレート、変化球ともにコントロールは素晴らしかった。特にインコースを突くツーシームはほとんどとらえられなかったのではないだろうか。けん制などフィールディングもうまく、北照戦では自らピンチの芽を摘み取った。
1回戦から吉田雄(オリックス)擁する北照、上林(ソフトバンク)を中心に強打を誇る仙台育英、試合巧者の福井商と強豪ばかりを相手にすることとなったが、3試合で失点はわずか2。準々決勝で9回裏に足がつってしまう不運があり、惜しくも優勝はならなかったが、2003年の優勝以来、大会序盤での敗退が続いていた常総学院を久々に上位に押し上げる活躍を見せた。
【好投手列伝】茨城県篇記憶に残る平成の名投手 3/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
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