報徳学園の28年ぶりの2回目の優勝で幕を閉じた2002年の選抜大会だったが、投球内容では優勝投手の大谷(ロッテ)よりも関西の左腕・宮本(日本ハム)の方が上だっただろう。左投手特有のクロスファイヤーとスライダーを武器に初戦から強打の智辯和歌山、機動力の九州学院、3季連続出場中の尽誠学園と強豪ばかりを相手に3試合連続の完投。名だたる強打者たちも宮本の老獪かつ繊細な投球の前になすすべがなかった。
また、主将として選手宣誓もつとめ、打撃でも中軸を担うなど、まさにチームの中心として仕事を果たした。最後は、鳴門工のスクイズ攻勢の前に力尽きたが、大会の主役の一人だったことは間違いない。その後、早稲田実でも活躍し、2006年のドラフトで日本ハムに指名されて晴れてプロ野球選手となった。
【好投手列伝】岡山県篇記憶に残る平成の名投手 2/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
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