2018年に選抜連覇を達成した大阪桐蔭。投攻守に盤石の戦力で勝ち上がったが、こと投手陣に関しては根尾(中日)の活躍が光った大会であった。特に最も苦戦した三重との準決勝では1点ビハインドの状況でマウンドに上がり、無失点リリーフでチームを決勝の舞台へと導いた。
やや調子の出なかった柿木(日本ハム)に代わって決勝の智辯和歌山戦は先発のマウンドへ。角度と伸びのある速球と落ちる変化球を武器に、スラッガー林(広島)を擁する強力な智辯和歌山打線を4回の2点のみに抑え込んだ。野手兼任とあってフィールディングの能力も高く、自らピンチの芽を摘み取る場面も多々見られた。
1年生時から2刀流、ないし3刀流として注目されていた男が3度目の甲子園でようやくその本領を投打で発揮できた印象の大会であった。
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